点-tenはつながっていく花嫁修業?!
ロサンゼルスに引越しをしてからの約4カ月間は
「花嫁修業」
いや、そんな美しいものではない(笑)
当たり前のことができないわたくしが
運がいいことにロサンゼルスを
逃げ場がない地として拠点にし、
日々、当たり前のことに勤しむ日々。
人間修行とでもいうべきか?!
人間……と言えば
2010年、宇多田ヒカルさんが「人間活動」のためと言って
活動をお休みしたことがあった。
彗星の如く現れて、
瞬く間に音楽業界のトップに輝いた天才スターの
心の奥を読み取る能力は持ち合わせておらず
人間活動ってなんだろう?と思っていたのだが、
先日、彼女が上梓した
「点ーten-」(2009)を読み返してみたら
冒頭「今まで自分のことを考えたことがあまりなかったんだな」と
記されている。
音楽番組では
人間活動中に「何も自分でできない人だった」と初めて気付いたと
話していた。
年齢差も立場の違いも置いといて
「気持ちわかるわぁー」とウルウルしてしまった。
13年前に宇多田さんが書いた言葉に
今、共感するということは、
いかにわたしが呑気に生きてきたかということになる。
ロサンゼルスに来て
「よくそれで生きてこれたと思う。
色々やってこれたのは、その人柄、人徳だと思うけど」と
呆れられているのか?褒めているのか?
いや、褒めてはいない。
否定のみで終わらせないという
お気遣いあるお言葉をオーナーに頂きつつ、
学びしかない日々を過ごした。
例えば、料理。
今ではいい気になって<料理好き>として
食インスタグラム(happy_lalife)などもやってるが
料理にこだわりはじめたのは、
3年前、コロナ渦になってから。
これまで自分のためだけに適当料理はしていたが、
人様に食べていただくレベルではなかったし、
数年前、まだ小さかった姪っ子に
「ともこ姉は毎日外食」と
イタズラ書きをされたことがあるほど、ほぼ外食の日々(笑)
そんなわたしが朝晩、人のために料理をする。
ときには、パーティー料理も!
離乳食だって作りますよ!
人が変わったかのように料理をするようになったのだが、
わたしが覚えた料理はワインに合うおつまみ的なもの。
和食の基本を知らない。
というわけで、アメリカで和食を学んでいます!
「ともこさんは雑菌に対して知識が甘い」
「先に洗うのはこっちから」
「これだと、油が落ちていない」
「台ふきんは臭くなるからしっかり絞る」
「生ごみはそのまま捨てたらゴミ箱の中が臭くなるから分ける」
「白菜はその切り方ではない」
「最後はしっかりきっちり乾拭きする」
「これとこれは一緒に洗わない」
そんなこんな…(これは一部です)
時にオーナーが小姑に見えたりもしたけれど、
結婚もしていないのに
小姑的存在に出会えたのはありがたいこと。
いい年した大人に
いちいち言うのもこころ苦しかったと思う。
(申し訳なくて、穴があったら入りたい)
オーナーも期待外れな人材で困惑したと思います。
けれど、ここでしっかり学んだ「生活をきちんとする」
これは、わたしにとって人間活動でした!
いかにこれまでテキトーで
非日常的ドリームランドにいたのか?
非日常的もなかなか経験できないことでもありましたが
ロサンゼルスでは、
犬の散歩、犬の世話(動物を飼った経験がないので初体験)
※犬を飼うルールというのも必死で覚えた。
掃除・洗濯・家事ルーティン
そして、新しいお仕事(撮影・編集・オンラインサロンの運営)。
1歳BABYのシッター
この基本ルーティンをいかに丁寧に
かつ効率良くこなしていくか?毎日必死。
これまで全部の連ドラを見ていた時間があったというのに
テレビをつけず数か月が経つなんて、
今までの自分では信じられないこと。
この世に存在する奥様、お母さんすべてに
尊敬の念が深まりました。
みなさんが当たり前にやってることが
自分はできなかったのだということを思い知る!!
青春は一度だけなんて言いいますが
わたしは、ずっと大人になれないまま、
いい年した大人になっても青春期を過ごしていたのです。
この経験があったからこそ、
パートナーと出会い、
パートナーと暮らすことができるようになったのだと思う。
(出会い編:まだ、ひっぱります)
人と一緒に暮らすのは無理
長らく自分はそうであると思っていた。
けれど、これは単なる思い込みで!
ひとりで過ごす時間も大好きだけど
今では1人でいる時間はほぼない。
常に人と共にいる。
人と暮らせる自分にロサンゼルスで出会いましたとさ。
家のこと、生活、
当たり前のことをめんどくさがらずに楽しんでできてますか?
宮崎駿
「世の中の大事なことってたいていめんどくさいんだよ」
<おまけ>
ユニコーンカード「Talk about Your Feelings」
あなたの気持ちを話しましょう。
noteを初めて、誰が読んでくれるのかな?と思っていましたが
少しずつ、見つけてもらって、拾ってもらって
読んでくださった方が「スキ」(noteのいいね)❤をくださって
とても嬉しく思っています!
自分の経験が誰かにとって面白いと思ってもらえるものだったり、
驚いてもらえることだったり、時々、発見になってもらえたりしたら
自分の人生経験も悪くないなって思えます。
Let,s enjoylife☆
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?