十二月二十二日 快晴

母からランチに誘われたので、妻と一緒に駅前まで行った。
私の両親は数年前近所に引越してきたので、会おうと思えばこのように簡単に会うことができる。
両親の家で年始に集まる予定もあったのだが、世の状況を鑑みてそれは中止となった。
私の父は長年糖尿病と付き合っており、いわゆる基礎疾患のある状態なので万が一を考えてのことである。
今年は妻の実家へも帰らない。秋頃、妻の祖父が亡くなってしまったので、せめて仏壇を拝みに行きたかったのだが、それも叶わなくなった。
夏の帰省を自粛した判断が悔やまれるが、こればかりは結果論である。
実家が遠いと帰省する側はちょっとした旅行感覚があり、それは楽しくもあるが、先方からすればもっと気軽に行き来できた方が嬉しいだろう。
とくにこんな世の中になってしまっては、いくら新幹線が速くても仕方がない。
ランチはイタリアンでご馳走になったが、やはり胃腸の調子が良くなく、パスタを残してしまった。最近こんなことばかりで我ながら情けない。

ランチの後、そのまま出社してきた。
日記を確認すると会社に出るのは今月二回目らしい。普通の会社員であれば考えられない引きこもりっぷりである。
もっとも、現在は世の中全体でこういう状況なのだろうが、十数年間に渡って今と似たような生活を繰り返している私からしても、これは異常事態だと言える。一刻も早く、昨年までと同じ日常が戻ってくることを祈る。

会社に出たのは、仕事でというより、新しいPCが届いたので、それを取りに行っただけである。
今使っているデルのXPS13が電池膨れで若干挙動が怪しいので、その2020年モデルを先月注文していた。納期的に来年になるかもと思っていたが、年内に届いたのは嬉しい誤算だ。
今のところは良好な性能を示しているが、USB-Cポートが三つから二つに減ったので、新しいHUBを追加で購入して使い方を工夫する必要がある。

帰り際、新しいパソコンと共に、先月買って開けもせず冷蔵庫に放置していたヨーグルトもピックアップした。
賞味期限が一月過ぎている。
大丈夫だろうか。これは会社に行く頻度が低いと起こる悲劇の典型例であろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?