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多様な人々がつくり広げる 読みの楽しみ

#仙川安部公房生誕100周年祭  に向けた読書会「鳥羽先生と読む 安部公房」が熱い!
読了後、はっきりともぼんやりとも言えない独特な世界観にどっぷりと浸かってしまいう、、この私の解釈はどうなんだろう?誰かと話さずにはいられなくなる安部公房の作品群。
18歳から院生や留学生、シニアまで多様な方が集まって読みを創造する場は、回を重ねるごとに熱量が上がっていきます。
何と言っても、一人一人の考えにとても丁寧に耳を傾け、受け止めて下さる鳥羽先生のファシリテーションと、そのお人柄には感銘です。
宙に浮いたまま気化してしまいそうな解釈にも、時代背景、文学思想、作家の文学的試みを交えて着地のお手伝いをして下さいます。
 
 第4回『砂の女』では、仙川が誇る演出家ペーター・ゲスナー氏をお迎えし、文学と演劇の両方から魅力を大解剖する、類を見ない素晴らしい会となりました。
「小さくても良いから、仙川に安部公房記念館をつくりたい。こういった00周年祭をやろうという動きから 勢い付いて実現できたら嬉しい。」
また、飼っている犬の名前は「アベコウボウ」など、安部公房がゲスナー氏に与えた影響を様々な面からうかがうことができました。
 
そして、毎回
安部公房愛読家たちによる、かなりマニアックな知識で裏付けをアシストする連携・好プレーも見どころ
読書会後、作家への親しみや作品に対する解像度が急上昇するので、懇親会でまた語る。そして、改めて読み返してみたり、現実世界の見え方も変わってきたり。 
普段文学には触れないという方も、むしろそういった方にこそ、
作品の楽しみ方とその広がりを多様な参加者がつくり、体感できるこの機会を、是非おススメします!! 
(茨城県や神奈川県からも足を運んでくださる方もいらっしゃいます。)
 
 「安部公房全集を離さないので、奥さんが安部公房に嫉妬している」という方や、
「こうやって安部公房のことを話せる場があって嬉しい! いつも安部公房のことだけ。その他は皆さんのこと何も知らない!」と嬉しそうに言葉を漏らす参加者も。
 
こうして、センイチブックス特有の「愛ある対話の自然発生」が毎度熱くなっていくのですね。


○次回第7回の読書会は『燃えつきた地図』
6月2日(日)19:15~20:45
その後、bar aZiにて懇親会もありますよ!
(オーナーさんは仙川安部公房生誕100周年祭の発起人!)
 
詳細・ご予約はこちらから
2024年6月2日 #仙川安部公房生誕100周年祭  鳥羽先生と読む 読書会 第7回『燃えつきた地図』 - センイチブックス棚主紹介・イベント情報 (scrapbox.io)
 
 
○100周年祭は9月29日夕刻 安部公房 作品映画上映会&鳥羽先生による講演
会場:調布市文化会館たづくり「くすのきホール」 に決定しました!
 
 
○これまでの実行委員の活動や読書会が複数のメディアで取り上げられています。
自由社会で人はなぜ不自由を選ぶ? SNS先取りする不条理世界 安部公房生誕100年 - 産経ニュース (sankei.com)

調布・仙川で安部公房「砂の女」読書会 生誕100周年祭に向け研究者らと - 調布経済新聞 (keizai.biz)
 
 
 
○パリでの100周年祭は3月に無事、大盛況に終了致しました。
鳥羽先生、パリでの講演もありがとうございました。
安部公房とフランス ー シュールレアリスムの巨匠、安部公房 - Maison de la culture du Japon à Paris (mcjp.fr)

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