人生最後の日も、いつもの毎日がいい

30歳を過ぎたころくらいからでしょうか、有名な方の訃報に驚くようになりました。

有名な方がすごく活躍するのを見てきただけに、あんな方でも亡くなるのだ、と。

僕はここ10年以上テレビをほとんど見なくなったため、久しぶりに見た姿が変わり果てていたりして、余計にショックを受けたりします。

訃報にふれ、ショックをうけ、いつも感じることは同じです。

今しかないんだな。
いま、歌わないと。
いま、書かないと。

『今日を人生最後の日のように生きなさい』

という言葉を聞いたことがあります。

もっともだと思いますし、いつもそう生きられるに越したことはないでしょう。

ただ僕はこう思うのです、

もし今日が人生最後の日であっても、いつもの生活をしていたい、と。

だとしたら、いつもの毎日を可能なかぎり、たのしく充実して過ごしたい。

着たい、好きな服を着る。
お腹を空かして、ごはんを食べる。
いつでも歌える声を作っておく。
ちゃんとありがとうを伝える。
もっとよりよく暮らせないか考える。
誰にも、先に、あいさつする。
いまの本当の気持ちを見つめておく。
どうにもならないことに時間をさかない。
水に感謝する。
当たり前のことなんてないのだと肝に銘じておく。
…

まだまだありますが、これが僕のいちばん好きな『今』であり、続けていきたい今日です。

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