意識から自動化へ〜知識の二重螺旋構造を理解しよう〜
こんにちは、ふぇねです。
今回は、「いかにして英語を話せるようになるか」 について理論的にお話します。
一見すると聞き飽きたこの話題ですが、その詳しい理由を掘り下げた記事は意外と多くありません。
日本人が英語が苦手な理由は、
などなど様々な指摘がされていますが、今回はそれらとは全く違った視点からのお話です。
知識には、以下の2つが存在すると言われています。
この「手続的知識」の総量が圧倒的に足りていないこと が英語が苦手な大きな理由です。
もっと単純にいえば、アウトプットできる知識の量が足りていないことに尽きるのですが、これをもう少し深掘りして解説していきます。
知識には「宣言的知識」と「手続的知識」の2種類存在する
知識には、意識的に学習し「宣言的知識」と自動的に使用することのできる「手続的知識」の2つが存在し、これらに対する脳の働きは全く異なっています。
この「宣言的知識」と「手続的知識」をもっと単純にpassive(受動)語彙とactive(表出)語彙の2つに言い換えてみます。
理解できる知識と、使える知識は全く別である
passive語彙は学ばれ(learned)、active語彙は獲得される(acquired)されると言われています。実際に使える語彙は、学ぶのではなくむしろ体で習得するものだということです。
「英語を話す」ということは勉強よりもスポーツに近いイメージです。覚えたpassive語彙を、何度も何度も口から出す練習をして始めて使えるようになるのです。
このスポーツでいう反復練習を圧倒的に増やすことが、使える知識を作り出すヒントになります。
話せる語彙と、読んだり聞いたりして理解できる語彙は別物 である。この原則をまずは抑えてください。
passive語彙を習得した後は、active語彙に進化させるまで練習しよう
では、どうやって使える英単語やフレーズを覚えていけば良いのか?
それは次のステップを踏むことです。
全ての語彙は、まずpassive語彙になります。聞いたり読んだりして理解できるフェーズです。
単語帳や #今日のweb3フレーズ で、新しい知識を身につけていくフェーズもこれにあたります。
従来だとここで学習を止めてしまう人が多いのですが、passiveのままでは自由に使うことができません。
なので、passive語彙からactive語彙に進化させる必要があります。
それには、以下の2点が重要な鍵になってきます。
■ ①様々な場面で圧倒的な量に触れること
active語彙はいつ習得できるのか?これはまだ科学的に解明されていない問題なのですが、徐々に脳に浸透させていくような訓練法しかないそうです。
つまり、長い目でミルフィーユのように様々な場面でその語彙に触れる機会をつくることが大切だということです。
たとえば、以下のイメージ。
徐々に脳に染み込ませていくような学習方法が鍵となるので、たくさんの英語に触れることが大事になってきます。
ネイティブが実際に使っているフレーズは、#今日のweb3英語フレーズ でまとめています。本当に使われる頻度が高い英語表現だけを集めているので、ここで1度触れておけば、また別のところで出会った時に「あ!!1回見たことある!!となって記憶が定着しやすいですので、ぜひ活用してみてくださいね。
■ ②自分で実際に使ってみること
その後は、「実際に自分で表出してみること」が大事です。
このアウトプット量が、従来の受験勉強だけでは圧倒的に欠けてしまうのです。
1度自分で使える表現を考えてみて、丸暗記するまで何度も唱える。それを毎日独り言でぶつぶつ言いまくる のが1番コスパの良い学習方法だと思います。独り言の重要性はまた後日まとめます。
参考図書
最後に
この記事のまとめに入ります。
このnoteでは、様々な英語の学習方法を紹介しています。
ぜひこちらのマガジンもチェックしてみてくださいね…!!!
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