【経済】株主総会における珍妙な株主提案をみて笑顔になろう~後編~
このように飛び抜けてふざけた話もあれば、読んでいて考えさせられるものもいくつかある。
典型的なのはテレビ東京ホールディングスの株主総会(2023年)である。
要するに、新聞記者しかやったことのない日経出身の幹部に(テレビの知見もないし経営の知見もないのだから)テレ東の経営などできようはずもないという話だ。一部を以下に抜粋しよう。
これは実にごもっともな話である。新聞記者であれデスクであれ、結局の所は記事を作る側の人間であり、もっと言えばコンテンツを作る側の人間だ。コンテンツを作る人間を「使って」経営をする人材ではない。
自社の経営もおよそままなっていないのに傘下の会社に出向いて経営しようというのだから、受け入れ先の会社からすれば迷惑千万と言うほかない。
と、こんな調子で株主総会には色々な提案が株主からなされている。大きい会社ほど課題は多いものだが、株主からの改善策にはクスリと笑えるものもあれば、とても他人事には思えずドキリとしてしまうものもある。
普段働いていると会社経営は総じて文句ばかりが出るものだが、一部の株主提案は自らの仕事を考えるうえでちょっとしたヒントになるのかもしれない。
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