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映画『バンバン!』の楽曲、中毒性がすごいので聞いてほしい

映画『バンバン!』を観ました。日本では2023年2月10日(金)から公開しています。
検索してくれた貴方、ありがとうございます。
出てきた画像を見て気づいた貴方、その通り。
『バンバン!』はインド映画です。

ちなみに私は観る直前までインド映画と気づいていませんでした。ポスターとSNSで見かけた「面白かった」の口コミだけで観に行くとこうなります。でも後悔は全くしていなくて、むしろ「え、インド映画じゃん。まじか、やった!」と嬉しくなったほどです。

「インド映画かー」と距離を取ろうとしたそこ貴方、ちょっと待ってください。まずは話を聞いてください。
最後に改めて書きますが『バンバン!』を映画館で観られる時間は現状おそらくそう長くありません。


映画『バンバン!』とは

『バンバン!』は、2010年公開、トム・クルーズとキャメロン・ディアの共演作の1つ、『ナイト&デイ』の公式リメイク作品です。

私の好きな俳優の一人がトム・クルーズなのですが『バンバン!』を観るまで『ナイト&デイ』は観たことがありませんでした。展開が読めなかったという意味ではよかったのかもしれません。

あらすじはこんな感じ。

謎の怪盗ラージヴィ―ル(リティク・ローシャン)と、偶然彼に出会った地味なOL、ハルリーン(カトリーナ・カイフ)が、インドからイギリスに渡った伝説のダイヤ“コヒヌール”をめぐって、残忍な犯罪組織や国際警察と世界を股にかけた争奪戦を繰り広げる中、やがてラージヴィ―ルの真の目的が明らかになる・・・

https://spaceboxjapan.jp/bangbang/

この作品、日本で公開されたのはつい先日のことですが、インドでの公開は2014年。
2023年現在、日本でも話題のインド映画『RRR』は約7カ月、同じく話題になった『バーフバリ 伝説誕生』は約2年ほど日本で公開されるまで間がありましたが、まさか9年前の作品が今公開されるとは。

なぜ今?と疑問でしたが、主演のリティク・ローシャンが同じく主演を務めた映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』が昨年公開したことも関係あるのかもしれません(この作品もインドと日本で公開までに約3年、間があります)。
こちらの作品も面白いので興味のある方はぜひ観てください。
数学者であり教師でもあるアーナンド・クマールの半生と彼の考えた教育プログラム「スーパー30」についての物語です。
『バンバン!』ほど派手に歌ったり踊ったりしていないので、観やすいかもしれません。
映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』公式サイト


彼について少しだけ

2018年に“世界で最もハンサムな男性ランキング”で6位となった、インド映画界きってのイケメンスター

https://spaceboxjapan.jp/bangbang/

一向に『バンバン!』の楽曲の話になりませんが、もう少しだけ待ってください。彼について語らねば。
主演のリティク・ローシャンは上記の通り、世界ランキング上位に食い込むほどのハンサム。私が特に惹かれたのは目の色で、信じられないくらい綺麗。ほぼ宝石。マジで。

「へー」と思った皆さん、ちょっと待ってください。よく考えてみましょう。
単純計算で世界人口の約半分が男性として、彼は約40億人の中で最もハンサムな男性トップ10に入っている男なんです。
下に張り付けた動画を見れば彼がとんでもないハンサムだとさらにわかるはず(この動画はリティク・ローシャンについて調べるうちにいきつきました。ありがとう、大先輩方)。

こちらは日本で2020年公開のインド映画『WAR』の切り抜き動画。『バンバン!』と同じ、シッダールト・アーナンド監督の作品です。
大先輩方曰く、リティク・ローシャンの顔の良さで3500万再生を突破しているとのこと。とんでもない男です、リティク・ローシャン。

ちなみに、『ナイト&デイ』で主演を務めるトム・クルーズはアクションシーンをスタントなしで演じることで有名ですが、なんとリティク・ローシャンも『バンバン!』ではほとんどスタントなしで演じているとか!
あるシーンで怪我をして手術を受けたものの、快復後もほぼスタントなしで演じたそうです。本編を見ればわかりますが「え、このシーン、マジでスタントなしなの?」というシーンだらけ。人間ってこんなこともできるんだ…と驚かされます。

全体の感想

映画の感想としてはとにかく面白い!
『ナイト&デイ』もアクションコメディ映画なだけあって面白いですが、『バンバン!』はもっと面白い。『ナイト&デイ』の面白さをさらにパワーアップさせたとんでもなく面白い作品!
私の感覚ですが、98%コメディで、全く人が死なないわけではありませんが目を背けたくなるほどグロテスクなシーンはないので観やすいと思います。

そうは言ってもインド映画って長そう……と思ったそこの貴方、ご安心ください。『バンバン!』は154分、約2時間30分です。
今調べてみたら『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』が148分、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が147分。
そう思うといける気がしてきませんか?

とにかく語りたいのは曲のこと

映画全体の感想をもっと読みたい方がいたら申し訳ありませんが、ここから語るのは基本的に曲のこと。
なんてったってインド映画の醍醐味ともいえる部分。許して。

曲の紹介に合わせてYoutubeのURLも貼っていきます。
余談ですが、インド映画は劇場公開前に映像ごと曲をYoutubeにアップすることで、映画への期待値を高めることが多いんだとか。
公式が上げてくれた動画を何度でも見返せるなんて幸せなこと、あるんですね。感謝しかない。

※以下、映画本編に触れる箇所あり


Tu Meri(トゥ メリ)

「Tu Meri」は物語の中で最初に歌われる曲。そして私が1番聞いてほしい曲でもあります。
始まりから終わりまで、全てが激押しポイント。

曲の前後について詳細をすっ飛ばして説明すると、ハルリーンと正体を隠した状態で食事をすることになったラージヴィールがハルリーンと言葉を交わしていき、気づくと店外に出て歌い始め、ド派手な花火やバックダンサーたちとともに踊り、最終的にはハルリーンも一緒に踊ります。

映画が終わった後、この曲が脳内で流れない人がいるだろうか。いや、いない。
観終わった私はすぐさまApple Musicで検索して帰り道ずーーーーーーっと聞いてました。

とにかく癖になるのがこの曲。
脳内にはド派手に踊る彼らの姿と「Tu Tu Tu Tu Meri ri ri……」というフレーズ。世界トップクラスのハンサムに「君は僕のものだ」と歌われて恋に落ちない人類がいたら教えてほしい。

正直語るより見てもらったほうが早いんですが、もしまだ皆さんが通える範囲の映画館で『バンバン!』が公開しているのなら、最初はぜひとも映画館で味わってほしいです。
大きなスクリーンと映画のための設備が整った空間で、大きな音で、ぜひ。


Uff(ウフ)

ラージヴィールに恋に落ちてしまったハルリーンの空想恋愛ソング。
街で働く男性がラージヴィールに見えてしまうなど、すっかり彼のとりこです。

恋する乙女、可愛いなーと思っていると突然ドレスを身にまとったハルリーンが、アルプスの少女ハイジよろしく空からぶら下がったタイヤに座りブランコのように揺れながら雪の積もる野原をバッグに素敵な笑顔をこちらに向けてくれます。

その後も街中で人と踊ったり、突然現れたラージヴィールとダンサーと一緒にチャイナ風の橋の上で踊ったり、お城の前でラージヴィールが軽快なステップ踏んだり、2人で可愛いダンスしたり、ドレスアップしてバラの花びらが舞うスノウホワイトチックな世界にいたり、かと思いきや世界観はそのままで私服になったり、最後にはハルリーンの職場(地元の銀行)で職場の人と踊ったり。
改めて文章に起こすと本当に意味が分かりませんが、観ていると「Tu Meri」と同じく癖になってきますしハルリーンの可愛さに目がいって気にならなくなるので問題ありません。

(弟に円盤みせたら「ご飯食べてる時2人で旅行の話してたもんね。だからいろんな国で踊ってるんだね」と言われて開いた口がふさがりませんでした。お主……天才か……??? 私何回も観返してるのに全く気付いてなかったよ……)
(2023.9.13追記)

この曲の激押しポイントは1分25秒あたり、ラージヴィールの可愛いくて軽快なステップ。彼の脚の長さがよくわかります。


Meherbaan

こちらもハルリーンの空想ソング。ラージヴィールと結ばれた世界線かな?と想像できる姿が多く出てきます。
ほかの3曲と比べると、しっとりとした大人っぽい1曲。

劇中はもちろんこの曲中でもよくわかりますが、リティク・ローシャンのとんでもない腹筋をみることができます。彫刻?と思うほどバッキバキ。目が釘付けにならないわけがない。

しかし個人的に1番興奮した激押しポイントは1分33秒あたり。2人の手の大きさの違いがよくわかります。
どうですか。リティク・ローシャンの手の大きさに鼻息が荒くなってきませんか。私はなります。
観賞中気づかなかったのが不思議でなりません。家で見返しているうちに、今では『バンバン!』全体を通して1、2位を争う興奮激押しポイントになりました。


Bang Bang

最後はタイトルトラック「Bang Bang」
全てがそういうわけではないと思いますが、インド映画はエンドロール中に主演俳優たちが歌い踊っていることがあります。ほぼMV。
文字が映るのは画面の1/3~1/4程度で、そっちより歌って踊る主演たちを見て!!!という制作陣の声が聞こえてきそうです。

「Meherbaan」もほぼMVですが、そちらが演出で魅せるMVならば「Bang Bang」は演出だけでなくダンスでも魅せるMV。
リティク・ローシャンとカトリーナ・カイフが終始かっこよく踊っています。

激押しポイントは1分26秒あたりからのリティク・ローシャンの脚のステップと、続いて1分36秒当たりからのカトリーナ・カイフの力強い振り付け。
私は強い男も好きですが、強い女も大好きです。


ぜひ見て!!!

正直この記事をもっと早く書くべきだったと今文字を打ち込みながら後悔しています。

公開から1週間以上が経ちました。一般的に映画の上映期間は4週間程度と聞きますが、短ければ3週間で終わることもあるそうです。当然映画館では毎週のように新しい映画が公開されていきますし、上映期間が長くなればなるほど回数も減っていきます。
『バンバン!』は公開初週から上映が1日1回のところも多く、観るチャンスが多いとは言えません。

しかし、今ならまだ終了予定が出ていないところがほとんどのはず!
もし何かの縁でこの記事に目を通し、少しでも『バンバン!』が気になったという方はぜひとも映画館に足を運んでみてください。

映画『バンバン!』公式サイト


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