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アラフィフで転職した今の状況

 アラフィフで、数度目の転職をしました。もちろん正社員です。
 その時の事をマガジン化してます。

1.私の周りでアラフィフ以上の転職者多し

 私もそうですが、アラフィフ以上で転職された方が、相応におります。
 やむを得ずの退職。
 会社を見限っての転職。
 自分のキャリアやスキルを得るための転職。
 全く異なる職種や業種への転職。
 スカウトされての転職。
 60歳雇用満了での転職。
 様々です。

 ひと昔前なら、天下りや在籍企業の斡旋くらいしかなかったのかもしれません。
 人生80年どころか100歳まで生きられる時代とのうたい文句。それを見越して、もっと働きたい、まだ働ける人が増えているというのもあるのでしょう。
 雇用延長を65歳までにしている企業も少し増えてもきましたが、年収は大幅ダウンで、しかも契約扱いと言うのが実情ですから、「まだまだ」と言う気概で、次なる場を求めてと言う事もあるでしょう。
 まあ、何よりも生活の為でもありますが。

2.現状どうなのか?

 現状となると、気になるのは収入でしょうか?。
 人それぞれな気がします。
 収入は、あくまでも今までいた会社でのベース。
 同じ仕事内容でも、異なるポジションでも、年収は会社ごとに異なりますから。
 仕事の内容も、これまでバリバリだったのが、緩やかになったケースもあれば、事務業務から肉体業務に変わった方もおられます。

 私としては、元々の年収が低かったにもかかわらず、更に下がりました。
 30代くらいでしょうか。
 今回は、紹介会社経由で決めましたが、給与テーブルの上限は、自分としては悪くないと思ってますので、今後の活躍でということになるでしょうが、昇給が毎年発生するわけではないようなので、生活はカツカツでもあります。
 しかし、残業や休日業務にはかなり厳しく、今の所ほとんどない状況です。
 これを聞くと、「結構きついな」と思われるかもしれませんが、直近がタイムカードもなく、出張を命じられる以外に申請をほとんどの社員が出さない(出せない)社風でもあったので、むしろ「きちんと管理されている」と私はありがたく感じてます。

 つまり、タダ働きがなく、総労働時間の単価で計ると、そんなに悪くないのです。年収は下がりましたが、労働時間における単価はあまりかわらないので、無駄に励む事がなくなりました。
 まあ、そもそもIT業界やITエンジニアなんて、ブラック企業で、高偏差値の理系卒は、あまり行かないですからね(大手メーカ系Sier等は別ですが)。頭脳ドカタ職ですから、そもそもITエンジニアを選択した事が、生涯年収面では間違った選択でしたが、既にこの年齢だと後戻りはできませんし、転職当たり前の頃には30代半ばでしたので、当然若手優秀な方と競争続きとなり、スキル的にも古いタイプになっていましたから。

 そして、仕事内容ですが、前職と異なり、業務がしっかり決められていると言う事。
 他職種が行うべき業務まで、途中から兼務させられてきて、本来の業務は、定時後や休日出勤して対応する事が多かった事からも、この点は大変満足してます。

3.退職までの出来事

 前職では、後半マンネリ状態でした。
 今も前職も、自分でほぼ業務コントロールできます。それ以前は、全くできない状態でした。

 マンネリと聞くと、「だらだら」と言う印象を受けるでしょうが、「全く」です。
 むしろ、食事する暇も有りませんでした。
 マンネリというのは、SEなのに事務業務メイン化させられるようになったからです。
 「何しに来ているのか?」
 「本来の仕事できないよ」
 「毎度毎度、事務業務兼務させられて」
という状態でした。

 そんな生活を、7・8年もさせられました。
 転職を考慮しだし、退職前に探してましたが、面接に行く時間を調整する事ができませんでした。
 今では、Web面接が出来る企業も増えてきましたが、コロナ前は、企業が指定する日時に向かう必要がありました。今でもそうでしょうけど。
 面接は、2~3回ほどあります。
 どれか1つでも行けなければアウトです。日取り変更も1回までしか認められず、何社も変更をすることとなるも、当然にお断りされる結果となり、行けず仕舞い続きでした。

 そこで、もう年齢的に考慮して、退職を決心したのです。

4.再就職まで

 最初は非正社員で就業するも、話しと違っていたので、別の非正社員に即日移るも、どこか違うと言う事で契約満了で無職生活突入でした。
 コロナ過で危険な行為でもあったかもしれませんが、非正社員はトントンと決まっていたのです。
 しかし、非正社員も2022年入ってからはほぼ通らず、正社員のオファーもスカウトも来なくなり、書類すら通過しない日々で、しかも一人の時間が多く、精神的にも参ってました。
 毎日のように動きました。
 功を奏したのか、最後には3社ほど合格を頂きました。それ以前に、一次面接でお断りした企業も数社あります。

 多分、時期的なものがある。
 中途採用が増える時期は、昔からあります。
 しかし、そこにマッチするか、合格するかは、関係ないというのが実感です。
 それは、前任者退職のタイミング、人員増強のタイミングが、その定型的な時期と必ずしも被らないからです。
 更に、面接官との相性もあります。

 たまたまマッチしただけなのかと。
 こうなると「運」と感じてます。

5.今

 そして、今ですが、収入が下がり、これから税金も上がるわけで、生活はかなり厳しく締めるようになりました。
 というよりも、前職の場合、お昼等毎日1500円ほどはかかっていましたし、休日出勤もしてましたので、当然外食になります。
 それが、今はリモート勤務となったので、お昼代は完全に0円。
 自炊ものがほとんどで、無駄に書籍を買う事もなくなったので、なんとか支出管理をして、使わないよう努力もしています。

 次に仕事ですが、40の手習いなんて、昔は言ったものですが、トンデモない、50の手習いのごとく、これまでと異なる、しかもメジャーな未経験分野と未経験製品に携わっております。
 これも、かなり満足しており、日々研鑽しつつ当たっております。
 ただ、若い時のように無理は聞かず、なかなか覚えられなくもなってきてます。

 勤務体制も前述しましたが、通勤苦はなく、残業も管理されているので、時間の無駄もなければ、毎日を1日として実感して過ごせてもおります。

情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。