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世界に一つだけの花

好きでよくTwitterを見ているのだが、

「個の時代」だとか「十人十色」だとか、気づけばオリジナリティを評価される時代になったなあと思う。

評価の物差しがそれぞれに違って、それで良い。確かに。ふむふむ。


小学校4年生くらいの時、SMAPの「世界に一つだけの花」が大ヒットした。

それが今思えば一番最初だったかもしれない。

「ナンバーワンより大切なのはオンリーワン」

子供の私はその言葉になんとなく違和感を覚えた。意味がわからなかった。

だって、学校にいていつだって評価されるのは、ナンバーワンだから。

1番になれば、先生や親、大人たちに評価されれば自分に得がある。それ以外だったら誰も見向きをしてくれない。

なのに「オンリーワン」を歌うこの曲は大ヒットした。

当時尖っていた私は「ぬるい曲だな」なんて思いながらも、音楽の先生に褒められたくて、周りより大きな声で歌った。



それからもう15年くらいだろうか。

働き方も人との関わり方も生き方も好きにすれば良い、

自分のしたいように生きればいい、

そんな自由で奔放で、誰も責任を持ってくれない時代になった。


あの頃必死で目指したナンバーワンは、物差しがたくさんある今では決めることが難しくなった。


あの時の私は、やはり子供すぎたのかもしれない。

オンリーワンであること、その価値に今なお深い理解はできていないけれど


あの頃よりは少し

自分という存在を、他と比べることなく愛せたらいいなと思う。


よい4連休を。

Photo @Hawaii



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