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日常にある「作る」ことの大切さ。

先日、コワーキングロビーNESToで開催された ワークショップ『有機農家横田さんとたかきびほうきづくりとお食事を愉しむ会』に参加。
穀物の「たかきび」を使って、『My箒』を作ってきました。
教えてくださったのは、埼玉県比企郡小川町で有機農業をされている横田さん。
自然との共生の中での営みや先人たちの創意工夫、こうしたことを教えてくださるとことが、大変ありがたく勉強になりました。


この時間は代えがたいひと時。ありがとうございました。


参加するまで、「たかきび」が何だか知りませんでした。
文字だけ見ると「たかびき」?「たきびき」?と言い間違えたりしそうな…
でも参加して、穀物の「たかきび」をしっかり認識ました。
今まで自然に近い環境に居ないなかったので、それが何かを知らないままでした。(恥ずかしい)
※たかきび:イネ科の一年草で2~3mに生長。カリウム・マグネシウム、食物繊維などをとても豊富に含んだ穀物。
小川町では「たかきび」の生産は多くないようですが、東北地区では、江戸時代頃から天災や飢饉に備えて安定的、定期的に生産されてきた穀物だったようです。
その実を取ったあとの藁を使って、箒をつくっていきます。
見た目こそ少し違いますが、僕も子供の頃よく使っていた箒ですね…
今回、横田さんから「たかきび」の話を聞きながら作業することで、食べ物と暮らしの関わり方がとても実感できた時間でした。


たかきび。コレを使って箒を作ります。初めての体験。

サスティナブルですね。


買ってしまえば、カンタンなのですが、作ったものすべてを有効活用する。
そうした先人たちの知恵に教わることが多いですね。
自分で作ることは時間もかかるし、歪であったりきれいでもない…
でも・・・どうしたら上手に作れるのかと考え、工夫する。
「作る」プロセスにおいて人は上手い下手関係なく、思考する、ここが大切で、刺激的な時間であると気付かれされました。


海釣り好きの「里山の漁師」さんの手料理と地酒を堪能


箒づくり後は、横田さんを囲み地酒で参加者と懇親会。
料理は小川町から海釣りにちょいちょい出かける「里山の漁師」さんの手料理。
手料理といっても、お店に出て来てもおかしくない見た目と味。
参加者である僕たちにも、食材そのものにも心遣い。
やはり、小川町は野菜がいい。また今回料理に使われたお魚のイサキも里山漁師さんがどうやると美味しく食せるかを考えて作ってくれました。

そして地酒。今回は晴雲酒造さんの「おがわの自然酒」。
飲み比べ! 2021、2022、2022生酒。
お酒も飲み比べてみると、年、製造法によって違いや変化があり、おもしろいですね。これもやはり地域の自然、気候と関係のあるもの。
食べて!呑んで!日常の中にある作られるまでの時間を味わえるひと時でした。

小川町の野菜と魚を使った里山の漁師さんの手料理
イサキの味噌漬けと炊き込みご飯。海と山の幸と地酒

手間暇をかけても良い暮らし

ここ小川町に移住して、「つくる」ことの中に、忘れてはいけないものがたくさんあることを気付かせてもらっています。

それは、作物も自然も環境も、人も。

このような時間を頂いたことに感謝。
皆さん、ありがと!

Myたかきび箒完成。お掃除も楽しくもなる予感🤣

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