凹凸

人生は何処かで帳尻が合うようになっている

私が中学生の時からずっとそう思って生きてきた。辛いこと、不幸なことがあったら必ずその後はいい事があるし、その逆も然り。だから私は幸せになることが怖い。辛い思いは誰だってしたくない。

20年弱の人生の中で1番のどん底はきっと2年前のこの頃だった気がする。妹を亡くしたあの夏、あのひと夏だけほぼ記憶が無い位にしんどかった。

その帳尻を合わせるかのように、翌年はいい事の連続。ライブは当たるわ、2つの新しい界隈に出会うわ、プチ修学旅行はあるわで1年かけて不幸の帳尻を合わせたような感覚だった。あの頃の私は何が面白いのか分からないことでも爆笑してたような。

今年はその幸福の帳尻を合わせなくてはいけない。上半期が終わったが、案の定昨年よりも泣くことは増えたし、落ち込むことが多くてやはり人生は何処かで帳尻を合わせなくてはいけないのだと再認識した。去年の幸せ分の不幸を背負うことを考えると、下半期が怖くてたまらない。幸せになりたいけどなりたくない。学校生活12年間で生き方くらいしっかり学びたかったな。

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