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新婚旅行の思ひ出(7日目)日本帰国・あとがき編

どうもおはなです。
2年前に書いていた記事が下書きに残っていたので、そのままアップしようと思います。


新婚旅行の思ひ出を振り返るシリーズの最終回です。
帰国日のことと、旅行全体の感想+αを記録しておきます。
それでは早速行ってみましょう\パチパチ/

《アメリカツアーの旅程(再掲)》

ラスベガスに滞在し、ルート66を通って、セドナ・グランドキャニオン・アンテロープを周り、LAで買い物して、アナハイムでディズニーアドベンチャーを満喫するツアー

長かったようであっという間な旅も、残すは帰国日のみ。
2時間ほどの仮眠をとって、最終日の朝を迎えます。

【7日目】

最終日の朝

ここまでくると、体のリズムは乱れに乱れ、睡眠時間が短くても何ともなくなっていました。ただ、顔を洗って今日が最終日ということを認識すると、言いようのない絶望感が。
現実を受け止められないまま、ホテルの近くのレストランで朝食を取ります。

がっつりモーニング

食欲はしっかりとあるので、わりかし重めのモーニングを楽しんでいると、近くの席に座っていた50歳前後くらいに見えるマダムが隣まで来て、「たくさん食べるねー」とか「いっぱいあるねー」といったようなことを、笑顔で頻りに話しかけてきます。
最初は愛想よく対応していたものの、想像以上にずっと続くので、何となく怖さを感じるようになり、妻が食べ終わったタイミングを見計らって、駆け足でお店を出ました。
あれは分けて欲しいということだったんだろうか?未だによくわかっていません。
海外旅行経験豊富な先輩方、もしわかればご教示ください。

地獄の帰国便

謎のモーニングを終え、ホテルに戻って荷物を運び出し、ガイドさんに空港まで送ってもらいます。サンキューアナハイム。
空港では、帰国便の時間が変更になり、それに伴って搭乗ゲートも変わったりして、なかなか大変でしたが、何とか手続きを終え、後は帰国するのみ。
楽しみが終わってしまったことと、心身の疲労で、飛行機に乗り込むまでの待ち時間がかなり苦痛でした。

そしていよいよアメリカを飛び立つ時間。晴れやかな気持ちでテイクオフ!
後はぐっすりと好きなだけ寝て体調を整えようと思っていましたが、甘かった。

疲れとむくみでパンパン笑

飛び立って30分もしない内に、頭が割れるような痛みが襲ってきます。
普段頭痛なんかとは無縁の丈夫な私は、勘違いと言い聞かせて眠ろうとしますが、あまりの痛みに眠ることもできず、ただ耐えるしかありません。
座っていられなくなって、トイレに行き、顔を洗って鏡を見ると、自分でも驚く程目が充血していました。この時ばかりは冗談抜きに、アナウンスでお医者さんが乗っていないか聞いてもらおうかと考えていました。
席に戻ってさらに数時間我慢していると、目を覚ました妻が私の異変に気づき、すぐに持っていた薬を飲ませてくれました。プラシーボ効果かもしれませんが、薬を飲んだ安心感も相まって、ようやく入眠することができました。
機内食の時間に起こされて目を開けると、頭痛は残っていたものの、さっきよりはだいぶ落ち着いていました。もっと早く妻にSOS信号を発信すればよかった…。
こんなトラブルがありながら、約12時間のフライトを乗り越え、無事日本に到着しました。

帰国から帰宅

成田空港に到着し、小腹を満たすためにつけ麺をいただきました。久しぶりの日本食が、体に染み渡ります。

染みる…。

よくよく考えると、ちゃんとしたレストランで食べられたのは数回で、それ以外は移動中や夜食などに、ファストフードとスナック類を主食にしていたので、食生活も崩壊してました。
頑張って電車で帰ろうと、成田から渋谷までの特急に乗ったものの、そこで力尽き、渋谷からはタクシーで帰ることに。
最寄りのコンビニに着いたのは、午前0時をちょうど回ったところでした。

現実を受け入れられない顔

これにて、5泊7日の新婚旅行全旅程の終了です。
ここで悲報、私、明日、出勤。

後日談

次の日から通常通り出勤という鬼畜スケジュールで、体に鞭打って職場に向かうも、明らかに体調が変。これが噂の時差ボケかと思っていましたが、鼻水に苦しんでいる姿を見かねた当時の優しい上司が、時間休とって病院に行ってこいと言ってくれました。
職場近くの病院に薬をもらうつもりで行ってみると、体温38度5分、診察結果は「蓄膿症及び中耳炎の併発」とのこと。
旅行終盤から感じていた違和感と、飛行機内での頭痛の正体はこいつだったのか。
それから約2週間程体調が戻らず、余力を残さず走り切った大きなツケを支払ったのでした。

【あとがき】

ここまで、6回に分けて、新婚旅行を振り返る旅日記を綴ってきました。
普段日記はつけていないのですが、改めて写真を整理しながら、文字に起こすことで、もう一度追体験しているような感覚があってすごく楽しめました。
憧れのアメリカの地は、どこに行っても想像以上に広大で、自分の中のスケールのサイズが、一回りも二回りも大きくなったような気がします。
もうあれから3年近くが経過し、世の中はコロナの流行ですっかり様変わりしてしまいました。時期的にも、好きなように海外に行けるラストチャンスだったのかなと思うと、幸運に恵まれたなあとしみじみ感じます。
よく海外旅行で人生が変わるなんてことを耳にしますが、そこまでは言わなくとも、少なからず理解できる部分は確かにありました。
上手くは言えませんが、海外で何かを得るというよりは、海外に出ることで自分の身近にあるものの有り難みを再認識する、といった方が正しいような気がします。
今回は新婚旅行ということで、妻と2人で同じものを食べ、同じことで感動し、同じことで笑う中で、ああ結婚っていいなとふと思いました。

最高の思い出

これにて、つらつらと書き連ねた旅日記は終了です。
この日記を10年後に読んで、懐かしむ日が来るのを自分自身で楽しみにしています。

(終)


と、ここまで書いて放置していました。笑
この2年間でまた大きく生活も変わって、もうすぐ子どもが産まれます。
今度は家族3人で旅行に行った記録を残せるように、パパ頑張ります。

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