見出し画像

悪い人に惹かれる心理

カリスマのある人や言動が強い人に
人はなぜか引き付けられる。
その人がもしかしたら悪い人だとしても。

悪い人と言っても様々で
例えば 恋人だったらお金使いが荒いとか
女癖が悪いとか
定職につかないとか

友人だったら 借金をしてくるとか
待ち合わせに遅れるとか


そういう人とは縁を切ればいいのにと思うが
なかなかそうはできない縁もあるのだ。

例えば、英語を習っていたとして
その先生は流ちょうな英語を話すし
加えてイケメンであったり美女であったりするとしよう。

生徒からみれば
英語は流ちょう、先生はイケメン(または美女)
それだけで その人をよく見てしまう。
これをハロー効果という。

ハロー効果とは、人間の心理の1つで、対象物に対して後光を感じ取ると、対象の印象を歪めてしまう心理現象を指します。心理学者のエドワード・ソーンダイクによって名づけられました。

「ハロー(halo)」とは、「後光」や「光輪」を意味する言葉で、「ハロー効果」は「1つの特徴に引っ張られて対象を歪めて見る」人間心理を指します。「後光効果」「光背効果」と呼ばれる場合もあります。

例えば、政治家の選挙演説に好感度の高い俳優が応援として参加すると、政治家が掲げる政策と俳優は全く関係ないにも関わらず、人は「あの俳優が応援しているんだから政策内容も良いに違いない」と思ってしまう傾向にあります。

コマーシャルで好感度の高い芸能人が広告に起用されるのは、「ハロー効果」に則った合理的な宣伝手法だと言えます。

というわけで、最初の印象がいいと
ついつい引っかかってしまう人が多いが
英語のレッスンに遅れたりとか
約束のものを持ってきますといいながら忘れる頻度が多かったりとか

そういう場合は違う先生を探したほうがいいかと思う。

しかし 人間そこがなかなか難しいところで
その人からめったにない利益をもらっている場合は
いくらマイナスが多くても
ここもまたついつい離れがたくなってしまう要因ではある。

そういう場合はどうしたらいいかというと
たとえで言うなら
もう一人二人 英語の先生からレッスンを習っておく。
メインの先生とは頻度を落とす。

恋人も同様で
ハロー効果で付き合っていて別れ難いが
でも その恋人からは誠意を得られない場合は
もう一人二人 恋人を作っておけば良い。

結婚しているわけじゃないので
必ずしもパートナーは一人にしなくても結構。

イチャモンつけられたら分かれればいいだけ。


ハロー効果で満載の脳みそには何を言っても効かない。
他人から何を言われても馬の耳に念仏状態だが


ある日 信じていた人に裏切られた
それが一回じゃなく 数回あれば
あなたのハロー効果が薄らいだ証拠であり


ギブアンドテイク的な何かがある場合は
うまく距離をとりつつ
自分の脳みそをハロー効果に汚染されないよう
意識を使う必要は十分にある。


所詮、自分の人生。
いくら素敵な人でハロー効果があっても
ちょっと変だなと思った時点で
距離をおいたり、別の視点で見直すのは重要だ。

自分の人生の主役は自分なのだから
好きな相手を自分の人生の主役にしては危険なのだ。


この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?