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【お知らせ】kenohi、遅めの夏休みをいただきます。

こんにちは、kenohi店主のひかるです。
急ではありますが、9/9(木)より数週間お休みすることにしました。

先週、9月の営業予定を出した後の変更となり、申し訳ありません。

1. お休みの詳細

お休み開始:9/9(木)
お休み終わり:未定(1~3週間ほどの予定)

なので、明日9/7(火)と明後日9/8(水)の営業を終えるとしばらくお休みです。
また、9/8(水)は17:00閉店となります。有難いことに下記ビブリオバトルに発表者として出場する(オンラインです)ことになりましたので。その準備のために早閉めします。(もしお時間ある方は、オンライン観覧者を募集されていますので下記ご覧ください...!)


上記のとおり、現段階ではいつから再開するか決めておりません。
また、既に決まっている間貸しの営業(VAN LIFE COFFEEさん、ふくふくゴハンさん)は予定通り実施します。

休み明けから、定休日や営業時間を変更する可能性もあります。
決まり次第告知しますね。

2. お休みすることにした理由

休もう、と決めたのには いくつか理由があります。

(1)単純に疲れている:回復のためのお休み
(2)お客さんのご来店が少なくなった:考える、決断するためのお休み

順番に、説明します。

(1)単純に疲れている:回復のためのお休み
身体的、精神的な回復のために休みたい ということです。

お店をはじめる前、かよっていたカフェの店主が1人で週6日12時間営業されていたこともあり、なんとなく私もマネをしました。自分もできるんじゃないかと。

実際、できるはできるのですが余裕がなく、営業日はお店のことで精一杯になってしまったり、休みの日が「回復」にしか充てられていませんでした。

淡々と今の営業を続けていくことはもちろんできます。
が、ずっとkenohiだけをやっていくつもりはなく。

新しい仕事をはじめたり、移住したりしたいです。
また、ライフステージの変化(結婚しました。いずれ子供を授かることができたらいいなとも思っています)に適応できるように、収入や労働時間を調整できるようにしたいです。

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そもそも、1周年を迎えた2020年4月のタイミングで長期休みを取って「リセット旅行」に行く予定でした。kenohiをはじめる決断をしたのも、旅先。2019年10月に訪れた父島でした。

今やっていること/やるべきことから離れて、自分のやりたいことと向き合って考える時間をとるつもりでいました。

私は、どうしても「今」をベースに考えてしまうクセがあります。
そうならないように、今 勝手に自分が「当たり前」と思い込んでいる物事を抜きにして、0から考える時間が必要なのです。

が、初の緊急事態宣言の出始めでそんな余裕はなくなり、世の中としても気兼ねなく旅に出られる状況ではなくなりました。

そして仕切り直しをせずにここまで来て、なんとなくモヤモヤを抱えていました。それをリセットするために(旅に出るつもりはありませんが)何もないお休みを作ります。

(2)お客さんがのご来店が少なくなった:考える、決断するためのお休み

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こちらは、kenohiオープンから2021年8月までの売上/営業日数・客数/営業日数のグラフです。

毎月20営業日あるとして、日販:2.5万円・客数:25人ほどを維持したいところです。はっきり言って維持できている月のほうが少ないのですが!

2019年にはオープン特需があるなあとか、その後凹んで、そして持ち直しているなあとか、、色んな解釈ができて面白いのですが。

注目したいのは2020年2月以降。新型コロナが出始めの頃、リモートワークが推進されて2月3月は大きく売上が延びました。その後、初の緊急事態宣言が出ましたが、4月は新しく始めたお弁当等のテイクアウト特需(飲食店を応援しよう、という世の中の空気もありました)でそれ程売上は落ちず。

5月、コロナ対応のために睡眠時間を削って無理をしていたツケがきたのか、扁桃炎で体調を崩しました。良い機会だと、週休2日に変更。
それでも、さほど売上は落ちずに2020年を終えました。
(1-3月を除いた店舗売上合計は2019年比89%、つまり前年比11%ダウンくらい。収支も協力金を除外しても黒字でした。)

2021年。1~5月までは「2020年10-12月の水準に戻る可能性」を感じながら営業していました。しかし、6月から明らかにお客さんの数が減りました。7月、8月とその流れは加速するばかりです。(それでも、ノーゲストの日がこれまで1度もないことが本当に有難いです...。)

協力金がなければ確実に赤字になるペースです。
ただkenohiは小さなお店なので、最低金額の協力金も明らかに過剰です。
贅沢も浪費もしておらず、そのまま置いてあるので1年以上は休業しても持つだけの運転資金はあります。

それでも新型コロナの終わりは未だ見えず、いつ協力金の支給が止まるとも限りません。

※蛇足
大きく売上が下がっている他業種もありますし、財源も限りがあります。徐々にですが、協力金の金額も見直されていくはず。より一層、最低限必要な金額の支給になっていくでしょう。おそらく。

協力金がなくても、今と変わらず質素に暮らしていけるくらいは、少なくとも黒字にしなければいけません。

一方で、無理な集客をするつもりはありませんし、コロナであってもなくても「kenohiに来たい人」だけ来てほしいし、それでやっていけなくなったら終わりにしたらよい。かといって、まだ少なくとも数年はkenohiをやりたいし、他に売上を立てる手段も少ないので、このまま傍観するつもりでもなく。

(売上や客数が)元通りになるように何かをする のではなく、戻らなくても生きていけるようにできることを考え、それがこの先の自分のやりたいことにも繋がるように、考えたいです。

それを考えるためのお休みです。

【検討中のアイデア一覧】
■自分の生き方の再考
・自分がありたい姿の再考
・やりたいことの洗い出し
・理想の生活を実現するために、今やるべきこと/やめることの検討

■飲食以外の売上を増やす
・kenohiの営業日時を減らし、空いた時間/空間で...
 - 少人数での読書会やもくもく作業会を実施
 - 貸切ワークスペースとしての貸し出し
 - kenohi関係なく、全く新しい仕事に自分の時間を投資する(中断していたコーチングセッション、私たち夫婦一緒にできる仕事を考える等。できれば場所に縛られないものが良い)

■飲食の売上を増やす、経費を減らす
・kenohiのあり方の見直す
 - 思い切ってお一人様限定にする
 - 予約制営業の日を作る
 - メニューの刷新
 - お菓子や食事の常備を辞め(1日〇食限定にする)、ロスを減らす
 - テイクアウトの強化
 - 平日営業を減らし、日曜営業の再開

・個人事業主として(というより結婚を機とする見直し)
 - 健康保険組合への加入検討
 - 老後に置いておきたい資産の計算、積み立て金の見直し
 - 死を見据えた前始末(自分が死んでも、周りの人にお金や人間関係等で迷惑をかけないように。遺言書など)

■いずれ必要な経費の洗い出し
・高額な出費は、所得の大きい今年の内に。
 - 製氷機等のメンテナンス
 - 棚や調理器具の買い替え

「まあいいか」

先のことより、目の前のこと、明日のこと、来週のこと。営業しながらだとどうしても近視眼的になってしまいます。

惰性で続けている部分、面倒くさがって後回しにしまっている部分の見直しを行います。

3. あとがき

というわけで、明日9/7(火)と明後日9/8(水)の営業を最後に夏休みをいただきます。

お客さんが離れてしまわないか、怖いなあ...。
「kenohiがあって助かる/嬉しい」と言っていた方々に申し訳ないなあ...。

という気持ちはありつつも「緩やかだが確実な下落」を辿るよりも「リスクはあるがリターンがあるかもしれない時間」を取ることに決めました。

これだけ色々書いておいて、結果として何も変えないかもしれませんし、1週間くらいで再開するかもしれませんが。笑

ちょくちょく、家の誘惑から離れるために考え事や読書などをしにkenohiには来ると思います。家にいるとswitchとyoutubeの誘惑に負けてしまうので...。通り掛かった際にはお声がけいただけると嬉しいです。

また、このお休みの間に、自分の思考の整理だったり新しい視点を取り入れたりしたいので、ビデオ電話等でお話もしたいなあと思っています。私から声を掛ける方もいるでしょうし、もし「話したい!」と思ってくださっている方がおりましたらお声がけください...。

メールアドレスはこちらです。
kenohi.ht アットマーク gmail.com


以上です、読んでくださってありがとうございました。



kenohiという小さな喫茶食堂を運営する中で思うことや考えていることを書きます。もし、万が一、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけると嬉しいです。