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【アプリ開発】ヒット作がないのに気づいたら2年で100万円稼いでいた話

どうも、マカロンです。
今回はタイトルの通りで、個人開発をしている方に
読んでいただきたいような記事になってます。(特に学生さん!)

それでは行きましょう!!



アプリの売り上げの話

はじめに僕はアプリを5つほど今までに作っているのですが、確実にクオリティは上がってきてはいるものの「アプリだけで食べていけるぜ」ってものは全然存在してません。なんなら年間Appledeveloperに支払っている金額の方がデカいくらいに売れてません。

まあ作りたい気持ち優先で作っているので当たり前なんですが、そんな僕でも個人開発を2年間続けて気づいたら100万円は稼いでいました。

「いや、そうはならんやろ」


と、思われてると思うのでこれから詳しい話をしていくのですが
先に断っておくとこれは「アプリの収入のみ」でもなければ、「2年間飲食店でアルバイトをした」わけでもなく「個人開発を2年間続けたことで結果100万円稼げた」そういう話になります。





0日~半年 「作ってみたい」から始まった開発

僕は学生時代、ゲームプログラミングを教えることに特化した学校に通っていたんですが3年生の時にコロナが始まりリモートでの授業が開始すると当時片道2時間半かけて学校に通っていた僕は5時間の隙間時間が出来ました。

なので授業以外で自分でゲームを作ってみよう!そう思いシューティングゲームをUnityで見よう見まねで作ってみました…が

結果、完成しませんでした


実家の自分の部屋で静かに大ヒットを夢見て作り始めた神ゲーは
わずか3週間で息を引き取りました…

これで何もかもうまくいくご都合主義展開でないことはわかっていただけたかと思います。だらだら話してるのでわかると思いますが、僕自身頭がいいわけでも凄腕プログラマーでもないのでこの時もなんかやる気が出なくなぅってきて途中でやめてしまいました。

そして自分のスキルのなさに絶望しました。

>そもそもアプリの出し方すら知らんやろ…
>どうやってみんなに遊んでもらうつもり?
>このゲームどうなったら完成なの??

こんな感じの疑問点からそもそも何もわかってない状態から自分の思い描く最強ゲームが作れるわけないとこの時実感しました。

のでまずはなんでもいいからアプリ出してみようと思いました。
アプリが出れば自分の中でクリアだと思うと一気にやる気がまた出ました。

あと飽き性なので超大作ではなくすぐ作れるゲームをとりあえず
アプリとして出してみようそう考えました。

で、目的を

「申請&アプリ制作でゲーム」に設定して1本
「Admob導入&SNSシェア機能搭載」に設定して1本

計二本作りました。

目的からそれるので細かい説明は端折りますが、
ここではまだ売り上げは0円ですし、これに関連した稼ぎも
いっさいありません。



人生で初めて作ったアプリ


二作目、都道府県を合体するゲーム






半年~1年 「見てほしい」から始まった進捗投稿


自分のゲームを遊んでもらえないならせめて同じような気持ちで頑張っている唯一の同業者である個人開発者のみんなには僕のゲームを見てほしいという気持ちになり、アニメキャラを推すだけのアカウントが個人開発者のアカウントになりました。ここから進捗を発信し続ける中で「コンテストに出せば少なくとも審査員の人には遊んでもらえるのでは?」と思いつきます。

ここからまたゲームを2つ作りました。
今度は売れはしないものの「面白い」といってもらえるようなゲームを
作ることが出来ました。ただ広告収入が30円くらいはあったと思います。

2年で100万といいつつ、ほどんど後半1年で100万稼いだことになりますが、
詐欺とかじゃないです。。。

と、いつものように進捗をあげていると一人の学生さんから僕のもとにDMが飛んできました。「一緒にアプリをつくらないか」..と

聞くところによるとスタートアップ企業として学生起業をしたもののエンジニアが不足しているとのことでなぜか僕にも声がかかりました。
そこで僕はこの会社が作りたいサービスの内容を聞いて面白そうと思ったので当時バイトもしていなかった僕は二つ返事でOKしました。

ここから半年間その会社で働くことになります。



3作品目、僕アプリ史上一番好評な王道パズルゲーム




1年~1年半 「楽しんで作る」の大切さに気付く

と、半年個人事業主契約で働きまして計56万円くらいいただきました!

ここで半分回収です。ちなみにこの時のアプリ広告収入の
合計収益は1000円くらいだと思います(笑)

ですが、これはいままでゲーム開発の進捗を上げ続けたり作品がすでにあったからこそ繋がったバトンだと思ってます。

直接的にアプリで稼ぐことを考えなくても楽しんで
自分の作ってるものを見てもらう、僕がやったことはそれだけです。

いい感じの決めセリフ的な感じにかけて気持ちいいので
このままつらつら書いていきます。

ここから先の話を予告するとこの後また別の企業で働いたとかそういう話ではないですし、すでに半分回収しているのでもう半分は金額としては少ないですが僕の心の満足度としてはこの先の半年で得たお金と経験の方がデカいです。

なぜなら

「作ってお金をもらう」ではなく

「作ったものが楽しいと思ってもらえてお金が発生している」

という状態になったからです。

スタートアップ企業で働いていた時はその事業やこの会社のその先を考えるとわくわくしていましたが、作っている課程や作ったものが楽しんでもらえるイメージというのは僕の中にはありませんでした。

そしてだんだん忙しくなってきて自分の個人開発アプリを作る時間がなくなってきたときにふと、「自分は何をしたいのか」をもう一度考え直しました。

一番最初に「密な人」を作った時の僕の原動力は「面白そうだから」です。
でも今の原動力って「お金が欲しいから」や「不安の克服」という観点が
とても大きかった気がします。

そうして気が付いたらやめていました。

でもここで生まれた関係性だったり、価値観の共有や学びはとにかくたくさんありました。僕自身「どうなるか予想できない事」がないと生きてて楽しくないのでここでもまた飽きが来てしまったのかもしれませんね。

なんにせよ、ここまでが僕のアプリ開発の下済みであり、
ここからが次のステップの始まりにもなりました。


4作目、ハイパーカジュアルゲーム。一番売り上げが安定



1年半~2年「ゲームというより楽しいを作る」

少し自分で作ってきたアプリの話に戻らせてください。

最初に作ったのは「密な人」
目的 : アプリを出すこと

次に作ったのは「ドッキング都道府県」
目的 : 広告を出す + Twitterに共有する

次は「Red&Green」※パズルゲームです
目的 : しっかりとしたアプリゲームを作る

次は「俺の紙飛行機」
目的 : ハイパーカジュアル身のあるゲーム

次は「走れ!中間管理職」
目的 : ハイパーカジュアルとインディーズゲームの間

こんななので感じでふわっと目的があって後から「こういう目的で作ってたな」と振り返ったりしてます。がやっぱり自分で作っているアプリって基本
「楽しんで作ってる」なぁ、と


でもこの中で一つだけこのゲーム楽しいのか?と思い悩んで作ったゲームがありましてそれが「俺の紙飛行機」というゲームです。


これはスタートアップ企業をやめて最初に作ったアプリなんですが、これを作っている時の考えって「とにかく面白いものを作りたい!」とは思っていたんですが、一番肝心な「楽しんで作る」という事を忘れていました。

まあ結果的にこのアプリが一番売り上げ安定しているんで
何ともですが(笑)


要はこれを作りきったときに「楽しんでゲーム作らないとアプリ開発が嫌いになってしまう」そう感じたんですよね。

なので次はわくわくした気持ちでゲームを作り、企画としても
少しぶっ飛んだ要素のある「走れ!中間管理職」を作りました!


そろそろ有料で購入したのに自分語りばっかで
怒られそうなので本題に戻ると

ここまでの様々な目的で作ってきたゲームを僕はずっとTwitterで進捗としてあげてきました。そしてある日DMにこんな連絡が届きます。


「芸人さん企画のゲームを作ってくれないか、と」


さらに番組の企画としてそのゲームを実際に芸人さんにプレイしてもらい、番組にも出演してほしいというオファーが来ました!

結果的にこのお仕事を2度もいただき、残りの48万円を回収し無事100万円を稼ぐことが出来ました。という話でした。



5作品目、遊びごたえもあるのにシンプルで奥深い。自分で遊んでも楽しい



結論何を伝えたいか(もはや読むのここだけでいい)

もはや読むのここだけでいい感もありますが、
僕の伝えたい事としては「ゲームが売れないから」、「面白くないから」、「どうせ稼げないから」で開発をあきらめないでほしいという事です。

ゲームの開発をするというのはあくまで一つの工程に過ぎず、ゲームもまたこの工程を経て生まれる結果でしかないです。
重要なのはその過程で生まれた人との関わりと自分の行動です。

この活動を通して「自分は何をしたいのか」「どうなりたいのか」
「なんかよくわからんけど俺のゲームみてくれ」みたいな根拠があってもなくてもいいのですが、自分の中にあるそういう小さな「わくわく」を伝えていく、そしてそれに反応してくれた人を受け入れる、これをしていくだけで気が付いたらお金が稼げていたり、テレビに出れていた僕が事実として存在することを伝えたかったのです。


別にゲームが天才なアイディアで大ヒットしたわけでもなく、
なんかの大きな賞を取ったわけでもないです。

ただ作ったのもを見てもらったり、遊んでほしい
それだけで突き進んだ2年間でした。


支離滅裂な文章でしたが、最後はきれいにまとまったのかと
勝手に自己肯定してこの記事を終えたいと思います。

良ければ、コメントでもどこでもいいのでこの記事をよんだ感想を伝えてもらえると嬉しいです。それもまた僕がゲームを作ってきたことで生まれた素敵な縁の一つのなるので、ではまた…


個人ゲーム開発者のマカロンです!

マカロン@アプリ開発の人✋(@GAMES07252063)さん / Twitter


ゲームを作るにはやはりお金がないとできることが限られてしまいます。なのでよろしければどうか支援してくださるとうれしいです