シナリオライターとして思うこと。


○序文


お仕事&私用シナリオを書いていて、ここに気をつけているなと自己分析したことを書いています。駆け出しの……というか自分もほとんど駆け出しですが、自分のような初心者シナリオライターの方は参考になる点があるかもしれないので、一読の価値はあるかも?



○プロットに書かれていることを書かない

プロットにはシナリオライターが書かなくていい情報が載っていることもあります。
たとえば、容姿ですね。『長い黒髪~』というような文言がプロットに載っていたとして、
小説だったらもちろん書くべきことです。書かなければ伝わりませんので。

しかし、ゲームアニメマンガ原作等のシナリオでは書く必要はありません
もちろん、それを使ってキャラの掛け合いをする時などの例外などはありますが、おおむね必要ないと思います。
なぜなら絵があるから。絵がある場合、視覚的な要素は省いてもいいでしょう。



○状況をセリフにしない

「教室がざわついてるな……なにかあるのかな?」
シナリオにもよりますが、自分だったらこうは書きません。
教室がざわついているのは、サウンドエフェクトなどで表現できるので。
音があるというの便利です。有効に活用していきましょう。

余談ですが、朝を迎えた時の演出指示に『SE:小鳥の声』と入れたら、あまりに露骨なので変更してくださいと修正が来たことがあります。
音の使い方も学ばないといけないですね……。



○登場人物が何を考えて発言しているのかを想像する

セリフの裏にはなんらかの感情や、隠している意味などがあります。
それを考えずに安易に発言させてしまうと、場違いな発言になってしまいます。
ここは映画などを観て、役者さんがどんなことを思いながら演技をしているかなど想像してみるとトレーニングになるかもです。
レオンのナタリーポートマンや、セントオブウーマンのアルパチーノ、鉄道員の高倉健など名優の演技は参考になります



○推敲をきちんとする


執筆をたたたっと済ませて、推敲をやりましょう。
おかしなところはないか何度も読み直して、これで修正が来たら逆にありがたいと思うところまで直します
一年目の時は『できたー、すいこ……提出ー』と中途半端にやっていたので、本当に落ちこぼれでした。

あの時、監修の方に怒られなかったら、こうしてシナリオライターとして実績をいただけるまでやっていなかったと思います。
ありがたいことですし、今でも申し訳ないことをしたと思っています。



○終わり

シナリオライターを続けていく中で、これからも色々なことに気づくと思います。気づいたら投稿したいと思いますので。
お目汚し失礼しました。


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