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保護猫もものすけ、初めて2泊3日お留守番をする

年末年始、初めてもものすけに2泊3日お留守番をお願いしてみました。その時の記録をせっかくなので残そうと思います。これから猫を2泊3日お留守番をさせるか悩んでいる人に向けて、準備するものや留意事項などを記載しておきます。

お留守番をお願いしようと思った理由

前提として、本当に猫それぞれの性格や特徴によってお留守番をさせるかどうかは慎重に判断したほうがいいと思います。ペットシッターやペットホテルや動物病院など、お世話してくれる人や預け先はたくさんある中で、私はお留守番をお願いすることにしました。

まず、どこかに預けることをやめたのは、シンプルにもものすけが「人見知り」「場所見知り」「猫嫌い」だからです。ハンスト&トイレ我慢する可能性が余裕であったし、とても怖い思いをするに違いないと思うと動物病院であっても預けないで済むなら越したことはないと思いました。

そして、人間的には全然知らない人に家にペットシッターに来てもらう勇気がどうしても湧きませんでした。普段は妹にお願いしているのですが、年末年始は一緒に帰省したので無理でした。

動物病院の医師が監修しているような色んな記事をみても「猫は2泊3日がお留守番の限界」と出てきます。逆に言うと、その期間ならお留守番可能だと判断し、万全の環境を整えることにしました。(ちなみに1泊2日のお留守番は複数回経験あり)

環境整備を徹底的に

出来るだけ心地よくお留守番してもらえるように時間をかけて徐々に準備していきました。と言うのも、猫は環境変化にとても敏感な生き物なので急に色んなものが増えると、疑心暗鬼にさせてしまう可能性があったからです。

①ペットカメラを付ける

実は、ももすけが家に来てくれてからすぐに人間がいないところでの様子を知りたくて購入したものです。やっぱりこれがあるだけで安心感が全然違いました。のんびり眠っていたり、一人で遊んでいたり、元気に過ごしていることが確認出来て嬉しかったです。ただ、設置場所によっては猫パンチで叩き落とされるので注意。(私はマスキングテープで固定しました。)

テーブルの上からこっちみてる

②自動給水機を導入する

これは夏の体調不良時に水を飲まなくなったので、施策の一つとして導入したものです。もものすけは慣れるまでに2か月くらいかかりました。クリーンフィルターがあるので2.3日であれば水が変えられなくても、水が汚くならないので安心。水が落ちてくるところの形が色々あるので、各猫ちゃんの好みのものを使うのがおすすめです。(もものすけは流れてくる水より、たまっている水が好きなようで、水がたまるチューリップ型のアタッチメントを購入しました。)

皆知ってるピュアクリスタルにゃん

③自動カリカリ機を導入する(カメラ付き)

毎日カリカリを測る必要がなくなったので、めちゃくちゃ便利だと思いました…もっと早く購入すればよかった。ちなみに、もものすけは導入したその日に慣れました。機械によりますが我々が使ってるコレは10gとかの小さな単位で設定できて、指定した時間に自動でカリカリを出してくれます。

もものすけは夜に複数回に分けて食べたいタイプなので、朝は30g一気に出し、夜は20gと10gに分けて出す設定にしました。カメラがついてるので、ペットカメラの外にいるときもご飯の時間には必ず姿が確認できる安心感がありました。

④トイレを2つにする

いつも鉱物系のトイレを1つ使っていたので、これを機にシステムトイレとの二刀流にさせたくて購入しましたが、どうしてもシステムトイレの砂がお気に召さなかったようで失敗…。結局鉱物砂トイレを2つ隣同士で設置しました。

猫ちゃんはきれい好きなので、トイレが汚くなると他のところで粗相することもあると聞いていたので内心びくびく。しかし、結果的には2日間あまりトイレの量は多くなく、2つともあまり汚れていませんでした。私が帰るとすごい勢いのおしっこと、大量のウンチをしたので我慢していたのかもしれないけど…。

➄一人で遊べるおもちゃや爪とぎを複数設置する

もものすけは毎日夜ご飯の後に一走りして遊ぶというルーティンがあるので、遊んであげられないのはとても気になっていました。いつも通り遊ぶとまではいかないけど、何か遊べるものがあれば…とこちらを購入!

ポンポンが大好き

1人にする時に置いておくおもちゃは徹底的に「誤飲する可能性が無いかどうか」が大事だと思います。なので、小さいネズミのおもちゃや電池式のものはNG。あと音がするボールとか固いおもちゃは壁にぶつけたりして音を立てて近隣住民に迷惑をかけそうだったので、出来るだけ軽いものや動かないものをチョイス。ちなみにこれはDAISOで500円で売られていたおもちゃです!ポンポンが付いている爪とぎなのですが毎日飽きもせずに遊んでいるので大ヒット。

上記環境設定に加えて、適温で暖房をかけっぱなしにし、弱い温度で床暖房もつけっぱなしで行きました。(低温やけどにならないように注意)

お留守番の結果は…!

カメラで見てる感じ、いつもより圧倒的に動いている時間が少なかったです。暇そうにずっとビーズクッションの上で寝ていました。

すやすやももが乗ってるのはコレ⬇️


生活リズムが崩れるくらい眠りすぎて、トイレに行く回数も少なかったのではと思います。ただ、ご飯はいつも通り完食していたし、お水もしっかり飲んでいたので、身体状況的には強い負荷はかからなかったかなと感じました。

でも、私が帰ったら我慢の限界!甘えさせて!という感じで…もうどこに行くのもついてくるわ、どこにも行かれないように膝の上でずっと寝るわ、3時間くらいずっとゴロゴロ言いながらふみふみしてくるわ、甘えんぼ爆発してました!!かわいい!あああ~~~ごめんね!

薄目あけてめっちゃ見てくる


ちなみに5泊くらい家をあけていた夫にはちょっと長めに怒ってました。笑

ペットの安心と人間の生活を両立するには

最後に。年始、炎上した飛行機の貨物室の中にペットが取り残されるという痛ましい事故が起こりました。もし乗っていたのが私ともものすけだったらと想像すると心臓がちぎれる思いです。自分が代わりに死んでもいいから、もものすけを助けてほしいと懇願してしまう気がします。(それが迷惑行為だと言われるとそれまでですが…)

貨物室に入れずに席の隣にいてもらえたとしても、緊急の際は置いていかないといけないという規約があったりするのも見ました。なので、ペットケージの置き場所が今回の論点ではないような気もしました。

今回の事故に巻き込まれた飼い主様も、どうしても飛行機でペットを連れていかないといけなかった理由があったんだと思います。ペットを飼ったら2泊3日以上家を完全にあけないという生活は難しいですよね。私は妹が近くにいるからいいけれど、親戚が近くにいない人だとどうしても大変ですよね。

そんな人が安心してお出かけ出来るような仕組みがあるといいなと思います。全然知らない人にシッターに来てもらうのが抵抗ある人もいると思うし。自分自身もシッターとして誰かのお家に入り、そこで命を預かるのはやっぱり怖いし。どうしたらいいか全然わからないけど、きっとニーズはある気がする。とりあえず今年、ちょっと高額な出費にはなりますが、トイレも自動化したいと思ってます。

何か、猫や犬たちのために出来ることを増やす一年にしたいです。
ささやかですが、募金させていただきました。


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