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感情的になっている自分のトリセツを考える

西野カナが復帰したということで、なんとなく「トリセツ」を思い出した。夫はトリセツみたいな要望が嫌いなタイプの男性だがw、自分の扱い方を可視化し提示しておくことって、関係性を良好に継続していくためにはある種合理的ではとも思ったので書いてみる。(要望ばかりにならないようにする)

最近カウンセリングを受け学んだこととして、特に感情が高ぶったり落ち込んだりしている高域・低域ゾーンでは、人間は感覚から得る情報で瞬間的に判断・行動すると知った。なので、そのゾーンにいる人にいくら「言語」で諭してもほぼ無駄で、「感覚」には「感覚」で対応することが正攻法らしい。

なので、女性が感情的になっている時(広域・低域ゾーンにいる時)に、男性が冷静な言語的アドバイスをしたら火に油を注ぐ構図になるというのは、それこそ理論的にも当たり前なのだ。(下記は教えて頂いた”コレモ”という考え方。トラウマ治療の一種でもある。)

我々夫婦は普段、主に私から「リアクションをリクエストする」というコミュニケーションスタイルをとっている。ただこれは、私の理性が働いている時にのみ実施可能なので、本当に高域・低域ゾーンにいる時には無効になってしまうという難点がある。

なので、私が本当に全く理性が働いていないときに、どう「感覚」で対抗するのがいいのかということを、コレモの基礎研修の内容から考えてみた。

自分から自分への対抗カード

①宝に目を向ける
感覚的に自分の癒しになるものを思い出すというシンプルな技だ。私の宝を想像すると、意外と色々と脳内に浮かんだ。猫・可愛いネイル・美味しいコーヒー・ケーキ・温かいお風呂・マッサージ・甘い香りのするボディークリーム・可愛いコスメ。理性が利かなくなったらまずはそれらを摂取する、それらのことだけを考えるのが良さそう。

②接点に意識を向ける
心を静めるには結構有効らしい。自分の体と何かが触れる接点を想像する。ビーズクッションにもたれる・ふわふわの猫を触る・ネイルのポコポコ触る…など、確かに落ち着くかも。私は頭・目・お腹は痛みが良く出るし、足は冷たくなりやすく不快感が強いが、手の周辺は比較的「まし」というか「なんともない」場所なので、その辺りに意識を向けると良さそう。

夫から私ヘの対抗カード

私が高域・低域にいる時に距離をとる(無視する・部屋にこもるなど)と、私にとってはトラウマ的でかなり脅威に感じてしまうため、修復に時間がかかり、それもまた逆効果になる。

なので、対話をやめるだけではなく、上記二つに繋がるカードを切ってもらえると助かるかもしれない。

①宝のことを考えるように促す
私が仕事で疲れていたり落ち込んでいる時(やや低域)に、コーヒーを入れてくれたりするのって実はとっても有効だったのかもと思った。

神経が逆立っているような高域や泣きまくっている低域にいる時は、なかなかそんな提案も難しいかもしれないけど、あえて甘いものを一緒に食べたり、コーヒーを飲んだりしたら少しは変わるのかもしれない。お風呂にそれぞれゆっくり入ってから話を仕切りなおすとか。

②接点を作る
やや低域にいる時にギューッとハグしてもらうと、シンプルに凄く落ち着くことを思い出した。あれも接点の効果だったのか。頭をなでてもらったり、手をつないだり、接点が多い時は自然と心も安らいでいると思う。

すごい高域や低域にいる時は心理的にも物理的にも離れるから、余計に感覚が鎮まらなくてなかなか元に戻れない。そんな時だから、あえて手を握りながら話すとか、意図的に触れ合った方が本当は良いのだろうなと思った。難しいけど。

”身体の叡智”とカウンセラーさんは表現していたが、多分頭で「これはやばい」と判断する前に、本当は体がこわばったり、震えたり、気付かないうちにサインを出しているんだと思う。そして、それには私は結構鈍感でむしろ夫のほうが気づいてくれることが多い。

私も自分のそういう体のサインに気付き、ちゃんとカードをきれるようになりたい。ものすごく高域・低域にいる時はきっと難しいから、まずはやや高域・低域からセルフコントロールの練習をしていこうと思う。


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