店員さんから見たお店の風景!エピソード③🍴~スタッフと協力しながら~人間関係構築編😄


さて、ここからは自分が主に仕事を通して経験してきた人と人の関係について語っていきます。

みなさんが人間関係に迷った時、参考になれば嬉しいです。


20代で最初に会社(自分の場合は鉄板焼きレストラン)に入った時を思い出します。右も左も分からない、仕事内容も分からない、同期、一緒に新しく入った人もいない、周りも知ってる人だーれもいない。まさに手探り状態。

必死に、最初着替えるために更衣室へ案内してくれた先輩に、気づいた点、いろいろ疑問点を話しかけました。

たわいもないことだったと思います。でも先輩は何故か笑ってくれて、ある言葉をかけてくれました。

「お前って面白いなぁ」


と。なんかホッとしたのを覚えています。後で考えると、自分のことを認識してくれた!ってことで嬉しかったのでしょう。その先輩とはその後もいろいろ教えてくれて、時には叱ってもくれました。自分も何かあるとその先輩に相談をしました。


コミュニケーションって、いきなり何人とも、もしくは大勢の人と仲良くしゃべらなくてはならないって思うから苦しくなるし、テンパってなにもしゃべれなくなってしまうのではないでしょうか。


まず、周りで1人でも話せる人、信頼できる人を探してコミュニケーションをとってみる、それで段々仲良くなっていく…これが人間関係を構築していくのに一番重要だと思います。


でも、その1人をどう選ぶか?って疑問が生まれますよね。

自分の経験則で語らせてもらうと、これは直感とご縁です。これが、一番確実です。頭でこの人と付き合うと得しそうとか考えるともうダメです。

最初の1人だけはどんなにコミュニケーション苦手でも頑張って見てください。


大丈夫です!😄


自分なんか鉄板焼きレストランの接客担当だったのですが、最初の1年間はまったくお客様と会話出来ませんでしたし、気の聞いた返事も出来ませんでしたし、ましてや自分から話しかけるなんて遠い夢のお話でした。

もう前述の先輩からお客様と会話してみなと何回言われたことか、それでもそれが実行出来るまで、1年以上かかってしまいましたが、ご常連様に話が出来るようになったの、成長したねって誉められることがありました!スゴい嬉しかったです。


そう!

最初からコミュニケーションが出来る人より

自分の成長を実感できる✨お客様にもそれが目に見えるので誉めてもらえる✨笑、そうすることで自分に自信がつく✨と3つの良いことが後でご褒美として体験出来ます。

成長後、同じような人を見つけたらその人に寄りそうことが出来るとおまけもついてきます。

ロールプレイングゲームでも最初から主人公のレベルが高いと面白くないですよね。

最初の低いレベルから冒険して成長して行くほうが面白いに決まってますし、途中でコミュニケーションによっていろんな仲間が増えます。手強い敵も仲間に出来るかも知れません。

それにはやっぱり最初は、大勢幅広くよりは1人でも信頼できる方と、密にコミュニケーションとることが必須だなと思います。

そこから無限に拡げることも可能なので焦らないことです。自分のテリトリーを作るといった感じでしょうか。


あと、自分の場合は異姓(女性)の方に良く助けられました。

これも大きく人間関係に関わってきます。最初のころは女性に助けてもらうっていうのが後でかんがえると良かったのかなと感じます。

このときのポイントは素直に弱味をさらけ出すってことです。


そうすると困っている状況で、いろいろ他人に対してフォローしてくれたり、仕事を手伝ったりしてくれます。もちろんそれには普段からコツコツ仕事を頑張って努力しているってことが重要です。

あとは、女性のいろいろなお話を無条件に聴くこと。その話を聞いてるなかでこの人はこんなことを考えてるんだなって自分はわかってますよって会話の中でサインを出す。

そうすると、相手の方も話しやすくなるみたいで更に話題が、広がります。

自分が、ほんとうにそう感じること、それが一番重要です。


本などにこう書いてあったからっていって聞いてるふりをしても、相手は必ずこの人は話を聞いていないと伝わってしまいます。

そうなるためにはどうしたら良いかというと、相手の方にほんとうに興味をもつ。

自然にそれが出来るようになるにはやはり時間がかかります。それでも諦めずにその感覚に近づけるように意識して相手の方に接していく、話していくと言う姿勢、その繰り返ししか道はないと思います。自分もそれに興味がないとやっていけないですよね。


注意すべき点として、毎日、同じ空間を共有すると、今度は相手の嫌な部分、ネガティブな部分が見えてくる場合があります。

これは人によって変わってくるのですが、自分の経験によると最初、全くしゃべらなかった人がある時を境に、急に人が変わったように喋るようになった人が多いです。

最初は警戒感が強かったけど、ここは自分を出しても大丈夫な場所だなと感じて、ほんとの自分を出そうとするとするタイプの人。

ほんとに別人みたいな感じ。反動として出てくるんですよね。

そういうときは自分のネガティブな感情を否定することなく、受け入れて、鍵かっこ「 」の中に入れるイメージ、ああ自分はこの人にこういうネガティブな感情持ってます!みたいにして、保留する、そのままにしておくっていうイメージです。

そうすると、心がザワザワすることなく、ある程度無理なく受け入れられますので、継続してお話を聞ける、一緒に仕事出来るようになります。


ここで、それが出来るようになるためには、

1つ注意点があります。


それは自分の状態です。


自分が極度に疲れていたり、忙しくて、余裕がないとか心がフラットでない場合をできるだけさける。

相手を否定せず、心の中心におくと、この人は何を言っても大丈夫だと思われるようになると、

相手の方から仕事の提案、こうやったら、良いのではないかとか、これやっときますなど自発的に仕事をするようになります。

そうすると、自分では気づけない視点からの提案や、どうしようかと悩んでるときにアイデアをくれたりするので、仕事をしていく上で、スゴい助けられます。

こういう人が増えてくると、仕事もますます勢いがついてきますし、スタッフの間の連携も良くなるので、店内の雰囲気も理想的になります。


しかし、せっかくどんな最高に良い関係を作っても、別れは必ずやって来ます。

なんらかの都合で突然だったり、卒業だったりといろんな形はありますが、そういうときは残念だなと執着せずに『今まで働いてくれて、ありがとうございます!』と気持ち良く別れます。

またご縁があれば、また出会えますし、今度は、新しい方との出会いが次に控えてます。

自分は20年以上同じことをやってますが、

飽きずに続けられてるんですよね。


次にどんな人と仕事をするのかなと楽しみになりますし、一人ではしんどいときがあって仕事をするのが、辛くなっても、スタッフ、仲間がいると、そういうネガティブな感情でさえも共有出来て、また次頑張れる❗これが自分の接客の醍醐味です。


ただ、20年、いろんな人を見てきた中で何人か残念だな、人間関係の幸せな構築が出来ない方もいらっしゃいました。

相手に怒るとき、正論ばかり述べる、反論すると、感情的に怒る、従わせるといったタイプの人です。

これは一時的には、言うことを聞いたり、従ったりはしますが、決して関係は長続きはしません。また何度も同じことの繰り返しになってしまい、お互い疲弊していきます。そして、仕事が出来なかったり、言うことを聞かないと、相手のせいにしてしまったりする。そういう人の特徴としては、言ってること(正論)とやってることが矛盾していることに本人が気づかないことが多く、なかなか関係が深まらないし、信頼が積み重ねられませんでした。

いづれの場合も相手が失望して、会社やお店を辞めるという決着になってしまいました。

そういう方とも良い関係を築きたいとは思ってたのですが、まだまだ、自分もより、成長することが必要なようです。上手くいくことばかりでないのも事実です。


 

最終的な結論としては、人間関係の幸せな構築には、仕事が誰よりも出来る!よりも、本人の人格的な部分が大きく左右します。

ですから、仕事を通して、自分を磨いていくこと、成長させていくこと、一緒に働いている従業員さんに優しく、時には厳しく励ましながら接するのを毎日繰り返巣のが重要だと感じました。信頼を積み重ねてゆく…

人間関係の構築のやり方はそれぞれの善き個人の想いから編み出した方法なら、様々なアプローチの仕方があると思います。

やたらめったら叱ってもそれがその人に合えば、それが最適で、最も良い人と人との関係構築が出来るでしょう。



最後に…


僕が日頃に心がけている、相手に応対する3つの心がけを簡単にまとめてみましたので、ご参考にしてくれれば幸いです。


①相手のこと、もしくは言うことを否定しない。


第一はこれに限ります。受け止める。これが繰り返されると、この人は信頼しても、どんな話をしても大丈夫なんだと安心感を感じてくれます。

その結果、もっと話しかけられやすくなりますし、笑顔で応対してくれるという、目に見える反応が起こるはずです。


②相手のリズム、呼吸に合わせる。


会話のテンポが早い人なら早く返し、ゆっくりな方ならゆっくり返します。フランクな言葉遣いをしてくる人なら、こちらも多少言葉遣いを崩して返す。言葉が返ってこない人には、こちらも無理に言葉を返さない、そのまま無言という場合もあります。相手の雰囲気に合わせる感じでしょうか。

この人はどんな話題、どんなリズムなんだろうと意識してみると、だんだん分かるようになってきます。


③質問を投げ掛けたりして、相手にコミットしてみる。


最初は的はずれな話や質問でも全然構いません。まずは相手に話していくという意識が必要です。そうすることによって、あなたに興味がありますよ~どいうサインを相手におくっていることになります。


番外編


🌠仲良くなったら、食事に行く、プレゼント(相手が興味あるもの)も有効です。食事に行く際は全部おごりで行くのがポイント高いです。その食事の際のあなたの行動も同僚たちはちゃんと見ているので、もしケチな行いをすればむしろ逆効果となってしまうので、注意が必要です。


最後まで読んでいただき、

ありがとうございます!

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