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たけたけ短歌

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#短歌

たけたけ短歌

たけたけ短歌

梅雨の深まりに、青空が恋しくなります。

ただ歩くつらつら歩く水を飲み叱るひとの或る有り難み知る

たけたけ短歌

たけたけ短歌

おはようございます。土曜日の辛うじて、まだ朝です。

よいおはなしと出会えてご機嫌です。

では。



短歌とは遠くに在りて想うものそして小さく復唱するもの

心臓を、握り潰すよに愛し合いその代償を独り払うきみ。

目の前で首刎ねられるより苦しかろなんてお手軽公開処刑

わたくしが愚かであることそれこそが残念ながら財産らしく

目の前に海を見ました山の向こうに海がありますきっと何処にもきみの心

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たけたけ短歌

たけたけ短歌

春と矛盾

参加させていただいております、note短歌サークル「短歌よみましょ Ⅰ」(当然 Ⅱ もあります)で、毎週歌会が開催されているのですが、出詠寝過ごしてしまいましたー、、、、、
春を想い花呟いて二首を詠むどちらにするのか絞りきれずに。

満開の桜が笑い終えて散り花びら踏んで 改めて、春

人は皆梅だ桜と言うけれどどんな花でも春はキレイだ

と、まあ、、

たけたけ短歌

たけたけ短歌

ひとの世の奇跡

(せっかくの新機能なので小見出しをつけてみました。)
世の中は、奇跡で溢れかえっていると思っています。仲の良い家族とか。(その数ある奇跡のひとつとして)

ひとの世の総ての侮辱と屈辱を 教えてくれた 母と言うひと
#たけたけ短歌 #tanka #短歌

たけたけ短歌

皆さん、明けましたね。めでたくもあり、めでたくもなし。
初夢は、見ましたか。

「夢」

ぼろぼろの紅い悪夢のなかにいて更なる夢を叩きつけてた

たけたけ短歌

女として生を受けると、いろんな意味で血塗れです。

「血塗れ」

血塗れで百鬼夜行に混ざり行くこれは手軽な極楽浄土

たけたけ短歌

わたしにも、思うところも思わないところもあるわけで。
「曲がり角」

曲がり角をひとつ過ぎるしこんなだし それでいいのかそれでいいのか

たけたけ短歌

小さな頃、セキセイインコを飼っていました。言葉は喋らなかったなあ。

「小鳥」

遠くから子供がひとり「死んだの。」と小鳥を抱いて近づいて来る

たけたけ短歌

たけたけ短歌

もうどうしようも無いことって、あるもので。2回繰り返してしまいました。

「かなしみ」

悲しみよ手のひらのなかの悲しみよ ふわり飛び立ちその空に散れ

たけたけ短歌

そろそろ、手荒れの季節ですねー。カサカサ。

「手のひら、指先」

おざなりな暮らしをしてゐるわたくしの両の手のひら ぢっと見てみる

ささくれは心のやうで指先がひび割れてゐる なほぢっと見る

たけたけ短歌

探し物をしていました。疲れた、、。

「探し物」

なにしても落とし所の無い日には家の中じゅうひっくり返す

ああやっと逃れ切れたな宿痾から失くした物をやっと見つけた

たけたけ短歌

夏も終わりです。やっと暑さに慣れたのに、と毎年この時期には思います。去って行くのだ。

「去る」

風鈴に届けとばかり背伸びする後ろ姿に夏去る気配

たけたけ短歌

きょうのたんたか短歌、面白かったなあ。また投稿再開するかなあ。

「人」

人と言う字の成り立ちがそうならば吾の家族はとただ問うばかり

誰も言う型に嵌まらず生きてこそ人と成らむと大嘘付きめ

たけたけ短歌

実に半年以上ぶりのたけたけです。わたしもようやく落ち着いてきました。

悪態が口を開けば突いて出るそれで悪けりゃ君を愛してる

この星に生まれきてから未練など ないさ ガラムを軽く吹かした

折本はいつもきれいに折れぬもの西陽に染まる指さき赤く