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あなたが本を読む理由

その人にしか生み出せない言葉、というものがあると思います。
本好きな方なら共感される方もいらっしゃると思いますが
○○という作家さんの、この本のここの言葉遣いが好き!みたいな。

今現在22歳の私は、「それ」をより多く知りたくて本を読んでいます。
言葉遣いで言えば川端康成が断トツで好きです。
静かでどこか影があり、エロティックで、でも下品ではなく…
そういう所が本当に好き。
最近では村上春樹も好き。村上春樹は、普通の人がピックアップしないようなこと(一見どうでもいいような、細かい部分)の描写が抜群にうまい。
その代わり実力テストで村上春樹が出てきたら勘弁してくれと思う。

最初はただ本が好きなだけでした。
絵本の延長で小学生の頃に「青い鳥文庫」を読み始めたんです。

そして高校生で初めて芥川龍之介の「羅生門」を読みました。この羅生門こそが、私の人生をそれはそれは大きく変えたのです。

私はこの作品をきっかけとし文学にのめり込むことになりました。
友達なんていませんでした。頑張って笑顔で挨拶をしても、口調をマネされて見えるところでクスクス笑われる日々。なので大きな図書館、大きな本屋さんが私の居場所でした。
多くの言葉を知りたくて毎日国語辞典を読み漁りました。

短大に入り、日本文学と英文学を主に専攻。
友達も相変わらず出来ませんでしたが、貴重な時間をすべて勉強につぎ込むことができて幸せでした。
ところがそんな私の文学欲は2年では納まるはずもなく、社会人になっても大学を目指して働いてます。

結局のところなぜ本を読むかと言うと、冒頭にも書きましたが
「本を読まなければ到底知ることが出来なかった心震う言葉を知るため」

でしょうか…22歳の時点でなので、これからまた変化するかもしれません。

長々と書いといて理由それかい!と思った方、すいません。笑

追記: 前回のnote見ていただければ分かりますが、本が読めるようになりました。歓喜。

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