見出し画像

青春のボレロ

 早咲きの人生と挫折の境遇で、次の活路を見出すために模索を続けた主人公:並木の生き様に多くの学びがありました。また、友情・恋・家族を大切にする姿には、深く考えされられる課題が少なくは無かった。
 回天は変化球の回転とも捉え、その完成こそ次の活路であったのでしょう。
 後ずさりの出来ない「出口のない海」への決意。友人の申告書の記入をカンニング、自分も二重○の決意。しかし、自分が二重○をしたときには、友人はグルグルっと消してしまっていた。この件はユーモア溢れているが、いっそう「出口のない海」に深刻さ補完する。
 末期は、言うまでも無い。副旋律にあるボレロの話こそこそ、並木の命の姿の形容に他ならない。(Amazon投稿に加筆)

かわせみ💎

この記事が参加している募集

#読書感想文

192,370件

#SDGsへの向き合い方

14,837件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?