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小旅行 竹富島の思い出 

 今年1月に、石垣島へ行った。石垣島で、長男が起業している。1月なら暖かいと思っていた。行ってみると2泊3日中、20℃未満だった。元旦に放映される光景が不思議に思えた。

 空港から、石垣市新川まで1時間くらいかかった。割と気の利いたホテルだった。ただ、上層階だったので怖かった。(高所恐怖症)

 のんびりした街だった。お店は飲食店とわずかなブティックくらいしかない。もちろん、生活者用の店はある。人気が少ない。車は少し走っている。飲食店はランチが終わると18時までクローズしている。

 その晩、息子にあった。居酒屋風の定食屋に案内された。そこで、翌日の行動を打合せた。もともと、家内は息子とスキューバダイビング🤿をやることになっていた。家内もボクもオープン・ウォーターのライセンスは持っている。

 しかし、ボクは耳抜きが上手くできない。と言うことで、しばらくやっていないし、基本的に泳ぎは得意ではなかった。打合せのポイントは、1人になる明日の行動についてであった。緊張しながら、初めての泡盛を飲んだ。

初めて飲んだ泡盛
いかにも、定食屋の刺身

 結局、竹富島へ行くことになった。夜が明けたら、ボクらを迎えに来る。ボクを船着場に送り、2人で黒島へ向かうことになった。ろくに飲まずに店を出た。でも、久しぶりに息子に会うのは、男親でも嬉しく思うことに気がついた。


 翌朝8時に、ホテルに社長車と言う軽自動車で迎えに来てくれた。予定どおりボクは船着場で降ろされ、彼らは黒島に向かった。なんだか、独りぼっちになった気がした。

 切符売り場や観光センターのある構内は賑わっていた。黒島だけでなく、1番の人気は西表島のようだった。費用が高く、移動時間など考慮してやはり竹富島にした。待つこと30分くらいで船は出た。20分くらいで竹富島に着いた。

ちゅらさん号

 竹富島に着くと島の案内所へ向かった。そう大きい島ではないので、10分くらい話を聞いておおよそを把握した。星のリゾートがあるとも知った。

郵便局

 まずは、島を東から西に向かう。道中の目印は民家の中にある郵便局だ。そこを突っ切ってカイジ浜=星砂浜を目指した。案内所から、ゆっくり歩いて1時間くらいだった。

カイジ浜
案内図

 郵便局を過ぎてからは、開拓済みのジャングルという雰囲気を闊歩した。島内にあった案内図で確認してカイジ浜(星砂浜)を確信して目指した。とてもありがたい案内図であった。

 約20分ぐらいまっすぐ歩いた。高さ数メールの木々の壁から、突然にオーラのあるあかりが広がっていた。そこはカイジ浜の入り口だった。10数メートルの砂浜の先は、すこぶる透きとおった柔らかい小波だった。少し先に、小さな島があった。

 足元を見ると、確かに星の砂らしきがいくつかあった。また、遠浅な海の向こうには西表島が、はっきりと見えた。看板の『星砂浜』という文字を見て間違えなく、目的地に到着したことを確信した。

星の砂サンプル
星の砂 

 写真を撮ったり、ビデオを撮ったり、佇んだりして、あっという間に1時間くらいたった。時は10時を回ったくらいだった。

 ふと昨日、息子に言われたことを思い出した。
「とうちゃん、竹富島はソーキそばが名物だよ」と言った。また、食べログをメールしてくれた。携帯で見てみた。しかし、電波状況があまり良くない。だいたいの目星をつけて、電波状況を探りながら、おすすめの「竹の子」さんを探した。

 簡単に言うと、星砂浜を北上し右折して5分ほど歩いたところにあった。偶然にも、その道はあの郵便局へ向かう道であった。

 生来、せっかちのボクは開店前に店に到着した。30分ぐらい、開店を店の前で待った😆

竹の子さん
ソーキそば

 開店し、中に入ると扇風機の風とラジオの音が新鮮だった。いろいろなアレンジメニューがあった。しかし、もっともベイシックな"ソーキそば"をお願いした。

 一口目を食べた時、あまり美味しいとは思わなかった。しかし、なぜ繁盛するのかを食べながら考えた。そーか、我々に問題があることに気がついた。つまり、我々は現代の加工食品の虜になってる。逆は、ソーキそばは、昔からの島の中の産物で工夫された食品である。だから、時代は変わっても皆から求められると理解した。

 そう思うと、初めてなのに懐かしさを伴った旅先のご馳走を食べている気分になった。トッピングに生臭さを感じていたが、それはその魅力と解した。
名物を食べたということだけでさなく、なにか大きな学びがあった。

 さらに、1時間くらい見物して船着場を目指した。時間待ちの間、待合所の中でいろいろ見聞しました。町への支援箱があった。土産をいただき300円でした。迷うことなく、寄付だけをした。それが最後で、船着場へ向かった。

のどかな雰囲気



かわせみ💎

翌日は家内と海浜で、乗馬🏇を楽しんだ。

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