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老後の前の、セミリタイアについて考えてみました。

老後の不安をなくすために。
若いうちに投資や資産をつくり、ゆくゆくは不労所得を得る。そして本当に老後を迎える前には、セミリタイアしたい。
こんな考え方の若者が増えてきているそうです。

かくいうわたしも、その考え方は一理あると、最近旦那と老後について話あうようになりました。

わたしたちの場合は自営業ですので定年はありません。それを「ラッキー!ずっと働ける!」と思うのか「いつまで働かないといけないんだ。」と思うかは、人それぞれ‥というところでしょうか。


ちなみにわたしは、「ラッキー!」のタイプ。
なぜなら、わたしの思っている【老後】真っ只中の母親は、まだまだ元気で仕事をやめたくないと言っているからです。
家に居るのが性に合わず、(わたしも母と同じくこのタイプ)社会と関わっていたいと思う【老後】を迎えるとなると、定年のない自営業でよかった!と、思えるのです。

「わたしはずっと働きたいと思うのだけど、あなたは?」
「おれもだ。」

決まりました。
満場一致で、我が家には早めにセミリタイアしたいと思うひとはいなかったのです。


そもそも、セミリタイアしたいと思うのは、仕事に人生の時間を費やしたくない、好きな事をしたいからという気持ちが根本にあるのだろう、
とわたしは考えます。


「好きなことをしたい。」
そのために、今は節約して、ガマンして、いずれは好きな事だらけの生活を送ろう。


そう思うことに対しては、
それぞれの生き方ですから、もちろん否定はしません。(わたしにも共感できる部分があります。)


しかしです。
【老後】を考えすぎて、肝心の今をないがしろにしてしまっていないか?
この不安も、同時にわたしの中で沸き上がりました。

なぜなら、
20年後、30年後を心配しすぎてしまって、
今の楽しみである、お洒落も食事も映画も旅行も、
娯楽は全てガマン。


それは度を過ぎると、「老後のために生きている。」ように錯覚してしまう。
つまり、「老いるために生きている。」という感覚になるのでは?
と思ったのです。

これでは、本末転倒です。

まあ、とはいえ、これも考え方で生きる方向性を変えられるものなのかもしれません。

その方法とは、節約そのものを楽しむこと。

つまり、節約好きな人だったら(これ、本当にひとによると思います。)「老後のための節約生活」をしていること事態、
とても有意義に感じられ、それを楽しむことが出来るのだろうと思うのです。


ここの大きなポイントは、【将来のために有意義なことをしている】と感じられるかどうか?だと思います。


そして、それって実は、節約だけに限らずに仕事にも同じ事が言えるのですよね。

わたしが年をとっても仕事をしていたいと思うのは、お金のためだけではないからです。
(もちろんお給料は生活していく中で大切です。)

そこには、
まわりの人たちに必要とされている存在でいたい、(そんなお店でありたい。)という気持ち。

朝起きて、
自分にやる事があるということが、ありがたいという気持ち。

そして、社会との繋がりを感じられるという気持ち。

それらには、大きな価値があると日々の仕事の中で実感しているからです。


「好きなことをするために、セミリタイアしたい。」
この気持ちに、わたしは強く共感します。

だって何より、大好きな飲食店をしていることが、わたしにとって幸せなことですから!
この楽しさを【老後】も続けていけるように、
新たな地図を描く必要がある。
他のひとの意見を聞いて、
そんな風に、学ばせて頂きました。



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