手が震えるランチタイム!

お店を10年やってても、
そうそうないんですけどね。


昨日は久しぶりでした。
そう、久しぶりに、
プレッシャーで手がブルブルと
震えてしまったのです。

それは、
一週間のうちでもいちばん忙しい日曜日のランチどき。まさに、勝負のときなのです。

お店って、お客様のはいり方で忙しい度合いが変わったりするのですが…。
昨日の日曜日は、いっきに!
一度に店内満席です。


ソーシャルディスタンスを保っているとはいえ、あっという間に席が埋まってしまい、待合室も混んでる様子。

ここまでの忙しさになってくると、
わたしは頭は使いません。
あえて、何も考えないようにします。

では、どうするのかですって?
すべて、感覚です。
経験、と、かんを頼りに体はどんどん動いていくのです。

あ、今からオーダーが立て続けにくるな。
テイクアウトのご予約があるから、レジにも注意して。
待ってらっしゃる方に、メニューはわたっているだろうか?
きっともうすぐ、料理が出てくる。
その前にサラダバーを補充しておかなきゃ。そうだ!
今日は暑いから、ドリンクも気をつけなくちゃ。


こんなに一度に、考えられないじゃないですか。(笑)
なので、全部感覚なんです。

で、昨日はオーナーの体調が優れなかったもので、わたしはピザ場にも入っていたのです。

その時です。
ピザを作っている片方の手が、ブルブル震えてきました。

「あ、自分のキャパを越えてるんだ。」
頭はわりと冷静に、
そんな風に思ったりしてるんですよね。(笑)

このご時世に、震えるほどのプレッシャーを与えられるなんて、なんて恵まれているのか。

状況把握に余念なく、
周囲に気を配りながらも
頭の片隅で客観的なもうひとりの自分が
そう、呟いていました。


怖くて震えるんじゃない。
乗り越えられないと思ってるのではない。

しっかりして、目の前のことを
ひとつひとつ、確実にこなすだけ。

大きなプレッシャーを感じながらも、
初心に帰るこの気持ちは
他には得難いやりがいを見出だせるチャンスでもあるのです。

大にぎわいのランチタイムが終了して、
(たくさんのお客様のご来店、本当に本当にありがとうございます!)
ほっと一息…、ではないんですね!


昨日は父の日特性弁当!
【肉×肉!男前弁当】のご予約を数おおく頂いておりました!

片付けもそこそこに、
すぐさまお弁当作りに取りかかります!

1日が終わってみれば
13時間ほど働いていたのですが
休憩はほぼとれませんでした。

しかし、
気持ちはめちゃくちゃ晴れやかです!

いやー!
疲れた疲れた!
疲れるって、気持ちがいいです!

暇だと、気持ちだけが疲れるんですもの!(笑)

手が震えるくらいで、ちょうどいいんです!
なんて、ちょっとドMがすぎますね!(笑)

忙しくて、時間があっという間にたってしまって…。

プレッシャーでドキドキもするけれど、
やっぱりわたしは、こんな日曜日のランチタイムがいちばん好きなんです!


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