ひとり暮らしできないわたしの事情
先月29歳になり
20代ラストイヤーがスタートした
アラサーと言われすぎて(自分でも言いすぎて)
もはや気持ちは30歳だ
いい大人の年齢になったわたしは
実家と彼氏の家を行ったり来たりの生活をしている
実家には母がひとり
シングルマザーである母とは
仲がいいわけではない
かといって悪くもない
「そりが合わない」という表現が
最もしっくりくるだろう
それもあってか
若い頃はひとり暮らしがしたくてたまらなかった
現実問題それは叶っていない
一番の理由は経済面だ
母には社会人になったら
家にお金を入れるよう言われていた
現在は収入の1/3を母に渡している
母にとってはこのお金が
生活費の大事な一部になっている
私は今後も仕送りをすることになるだろう
頑張って節約をして
もっと働いて収入に余裕が出来れば
ひとり暮らしができない訳ではないのだが
そこまで自分を追い詰めたくはなかった
よってわたしは実家と彼氏の家の
二重生活になっている
幸い彼氏の家が実家から近いので
週に何回か実家を離れることで
母ともいい距離感を保てるようになった気がする
周りの友達から言われた
「そんなに家にお金入れていて偉いよね」という言葉が
嫌味に聞こえていた時期もあったが
いまは親孝行のつもりで
当然のことのように思えてきている
それに高齢に近づいて身体が弱ってきた母と
生活を共にすることも
親孝行のひとつになっているのかもしれないとも
思えているのだった
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