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秒で過ぎ去った20代後半に見えてきたこと

26歳の冬にコロナウイルスがやって来た。

マスクをつける毎日。ズボラなわたしは朝のメイクが今まで以上に適当になる。存在を主張しはじめていたほうれい線もちょうど隠せるというメリットは感じつつ、やっぱり息苦しさや閉塞感からくるストレスは否めない。

「コロナ禍=空白の時間」という表現をよく目にしたけれど、実際はそれぞれが現実に向き合わされた時間だったと思う。旅行やライブや飲み会といった日々の現実を忘れさせてくれる時間が激減し、人との距離が離れ、自分だけの時間が増えた。

ほぼコロナ禍だった20代後半は、これといったビッグイベントも無ければ、旅行などの思い出も殆どない。コロナ最中は終わりが見えず、永遠に続くかのように感じていたのに、20代後半という括りで振り返ると、何故か秒で過ぎ去ったように感じてしまう。

20代の10年間で随分と価値観が変わったように思う。特に後半は、単に歳を重ねたせいなのか、コロナ禍で見つめ直す時間が増えたからか、つまらないくらいに落ち着いてしまった。(これでいいのか?)

ビッグイベントや思い出は無いけれど、目に見えない価値観や内面に変化が大きかった20代後半。秒に過ぎ去った日々も丁寧に振り返れば、内面のあらゆる変化を再確認できそうだ。

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