20歳マッサージトレーナーの考える健康法
「足がつるのはなぜ?」
〈足がつるとは?〉
普段、就寝時や運動時に自分の意志で動かしている足の筋肉が、突然、何らかの原因で、自分の意志とは関係なく、けいれんを起こすことがあります。筋肉に力が入った状態のまま、元に戻りにくくなり、痛みを生じるケースもあります。これが「足がつる、こむらがえり」という症状です。
一言でまとめると、“神経伝達の不調で起こる、筋肉の強い収縮”のようです。
年齢とともに症状が慢性化したり、重症化したりしやすいといわれています。
<足がつる部位>
ふくらはぎだけでなく、足の側面や裏、指、甲、すねなどにも見られます。
<足がつりやすいのはこんな時!>
運動中
睡眠中
朝方(寝床で何気なく伸びをした時に起こるなど)
〈足がつる7つの原因〉
足がつるメカニズムの詳細はまだよくわかっていないようですが、考えられている主な原因として以下のようなことが挙げられます。
激しい運動などによる筋肉疲労(若い世代に多い)
ジョギングやゴルフなど、汗をかく運動による水分やエネルギーの不足
お酒やコーヒーの摂り過ぎによる脱水
体の冷えや座り仕事による血行不良(冷えで筋肉も緊張!)
加齢による筋力の衰え(女性の場合、女性ホルモンの減少に伴い筋力も低下)
偏食による栄養不足(カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンEなど)
水分代謝機能の低下によるむくみ
〈足がつらないための8つの予防策〉
前後にストレッチをしたうえで、適度な運動→筋力アップ(例えばウォーキングやスクワットなど。足の筋肉量維持や血行促進に役立つ
運動前にスポーツドリンクなどで、神経の伝導に必要な電解質(イオン)を補給する
日頃から睡眠やストレッチなどで疲労回復&筋肉の緊張を解くこと
体の冷え対策の徹底(入浴や服装、食生活などで冷えをできるだけ改善)
水分をこまめに補給する(とくにお酒を飲むときは、水も飲んで脱水症状を防ぐ)
ミネラル不足にならないよう、バランスよく食事を摂る
足指の神経が圧迫されがちなハイヒールをよく履く人は、入浴後などに足指ストレッチをおこなう
普段から運動している人もしていない人も、1日の終わり(夜)にふくらはぎのマッサージなどのフットケアをおこなう
〈足がつったときの対処法〉
まずは体の力を抜き、つっぱった足の筋肉の緊張を和らげます。
そのうえで、つった箇所の筋肉をゆっくり伸ばすこと。痛みが少しずつ解消されます。
症状が治まったら、ゆっくりマッサージしてあげましょう。
●そこで今回は1人でできる効果的なふくらはぎのマッサージ方法をお伝えします。
①仰向けで寝た状態で両膝を立てます。
②片方の足のふくらはぎを反対側の膝の上にのせ、前後に動かします。
③刺激が弱いなと感じる人はふくらはぎを膝に押し付けながら行うとより刺激が強くなります。
ぜひお試しください。
ありがとうございました
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