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黄色いマンション 黒い猫|小泉今日子

なんだかんだで、ここ5年、いや10年はほぼ本を読まない生活をしていた。
読まなくなると不思議なもので、活字を読むのが億劫になる。
スマホで漫画を読んだり、ニュースやら読み物を読んだりはするけど、、、そうじゃないんだよな〜と。

ということもあって、今年は100冊本読もうかな〜とぼんやり思っている。
年100冊となると、1ヶ月9冊ペース!?
追われたら、あかん。

一つだけ決めたルールは、漫画はカウントしないこと。
漫画はカウントしたいけど、スマホで小刻みに読んだりするので番外編ということにしました。
むしろ、漫画は呼吸をするように読んでいきたいです。

そして、なるべく記録していこうかな〜ということで、なぜか2冊目からスタート。
1冊目は「月の満ち欠け」(佐藤正午)、2冊目は実家で見つけて久々に読んだ「白河夜船」(吉本ばなな)でした。


キョンキョンの文章は、とても清々しくて気持ちがいい。
何より、タイトルがステキ。
和田誠さんの装丁もステキ。

題材?回?により、書き方が少し違うところも、その回の気持ちが伝わってくる行間やリズムというのでしょうか、、、
勢いと冷静さのバランスなんか、すごく好きです。
構成もすごく考え抜かれていると思うし、それでいて原石のところを磨きすぎずに残しているというか。

久世さんからもらったという言葉、に尽きるのかな〜と。
「芝居でも文章でも、<巧さ>の先には、あまり広い世界はありません。毎日、もっとびっくりしたり、ときめいたりしてください。お元気で」

カルチャーを牽引していた原宿を知っているから、という話ももちろん楽しいけど、どこかで自分にも引っ掛かるエピソードから少し記憶を引き出されるような気持ちになる。

自分も海外旅行に行ったら、自分に絵葉書出してたな〜と少しクスってなりました。

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