独立か修行か

独立を目指すほとんどの料理人は30~40歳ぐらいで独立をする

最近ではフリーランスの料理人やホテルや企業、1つの店舗で永続的に働くという選択肢を選ぶ人も少なくないです。むしろ最近はそちらの方が多いようにも思います。

この記事は独立が1番で全てだというものではなく、独立を目指す料理人の新しい考え方の1つとして捉えてもらいたい。

私自身も料理人として独立のタイミングなどはよく考える。

出店費用などによる借り入れでの経済的な負担や結婚して家庭をもったり実家の心配などなど仕事以外にも様々な考えることはありますが、今回は独立と修行というものに焦点を当ててみます。

料理人は修行をする方がほとんどですが、その期間はだいたい10年ほどされる方が多いように思います。

修行をしていないと独立が出来ないということはありませんが、同業の方からは「それで勝負するの?出来るの?」といった事を言われたり、小馬鹿にした目でみられることもあります。(経験済みです)

実際私は20代で独立を考えていますが、歳上の料理人から見るとまだまだ早いようです。

しかし独立をしたら修行できないのでしょうか?この既存の概念を一旦取り除いて考えてみます。

20代で独立をしてもお客様が納得してお店に行きたいと思っていただければ商売は成り立ちます。

そして独立をし店舗運営などを自身でやりながら修行をすることも可能なように思えます。

1つのやり方として私が考えているのは

・家賃の安い物件で自分とアルバイトで店を回し定休日を各週3日の月12日に設定します。

・週4日月18日稼働の珍しい希少性の高い店としてのブランディングと通常営業として1日7万~10万ほど稼ぐことを目標にします。

・週3日の定休日は他店でアルバイトや研修生として勉強したり
自分の店で試作や練習するなどできます。

・お金を払って料理人の方に講師として教えてもらうというのも良いと思います。

・稼働させていない週3日間の定休日はポップアップイベントでの使用やシェアオフィスなどとして第3者に活用してもらい店舗の認知を高め店自体をシェアします。

・自分の店を技術や知識をシェアする場として活用するのも私はアリだと思います。
シェアするのは物だけでなく目に見えない知識や技術なども体験やコミュニティを通してシェアするように今後はなっていくと思います。

・U30などの括りで業種問わず仕事終わりなどに集まって勉強会をするなど今自分達がもっているのもを惜しみ無くシェアする機会を作ることも大切だと思います。

などなど独立や修行にも色んな形があるように思います。

実際にそれが可能かどうかは別問題として少なくとも方法はあるし、若いから修行してないからという理由で独立が出来ないということはない。独立してからも自らでその機会を作ればいくらでもやりようはあるなぁと思います。

もちろん一流のレストランで修行を積むことも決して悪いことではありませんし、そこで得るもの経験できることも沢山あると思います。

ただ1つの方法、選択肢として今はネットや本など情報に触れる機会や方法も多様化している中では、自分の意志がきちんとあればやりようはいくらでもあるということです。

従来のやり方や偏った考えではなく自分なりのやり方考え方を磨いていくことは改めて大切だなと思います。

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