2021.3.17のこと③

長くなってしまってすみません。この日の出来事があまりにも濃かったので。3.17のことはこれが最後かと思いますので引き続き宜しくお願いします。

同じチームになるはずであっただろう人たちに上層部の人たちとの面談について打ち明けたのだから、あとは同期にもしっかり話をしなければならない。と思い、定時を過ぎてしまったけど残っている同期に話をすべく探した。

その同期を探し始める前に、来年度同じ委員会メンバーになった大好きなママさんがいて「かびごんちゃん!また一緒になれたね!早速だけど来年度の目標とか取り組みについて話し合いことが沢山だからまた頑張っていこうね〜!」と声をかけてくださった。あの時の声かけが一番心に染みた。こんな自分に一緒に頑張ろうと言ってくださる先輩がいるのに、本当に申し訳なかったです。

声をかけてくださったので、この機会を逃すまいと「大事な話がある」と深刻そうに言ってしまったもんだから「何?何?」ってめっちゃ心配され、その場には多くの人がいたけどコソコソ話で「もしかしたら仕事が続けられないかもしれない」と打ち明けた。先輩は「なにそれ(笑)仕事辞めたいってならまだしも、そんなのアリなの?」って笑って言ってくださったけど、「どんな結果にしろ私はかびごんちゃんの味方だから」って言ってくださった。もう泣きそうになった。実際に自分の瞳はうるうるしていたと思う。

自分の所属する委員会何にしようか考えていた時期、もし別部署に移動しても役に立てることを身につけたいと思って選んだ今の委員会。所属して半年たったころに、ママさんが産休明けて帰ってきて初めて接して、委員会においてたくさんのことを教えてもらえたし取り組んだことの成果が出た時には一緒に喜んだり、すごく偉大な先輩。

陥った状態になった自分だったけど、その先輩と一緒にする仕事は張り詰めた状況下でも心強くて一緒なら頑張れるって思ってやってこれた。きっとその先輩も自分が今後委員会のリーダーにすべくいろんなことを教えてくださったし、学ばせてもらっていたのに。裏切る形になってしまった。最後にちゃんと謝んなきゃ。


先輩に報告した後、残っている同期を探した。同期は他に4人いて、あの日は1人有給で、もう1人は昼までの勤務で帰宅していたのでいるはずの2人を探した。

既に定時を過ぎていたけど、あの日に行われたミーティングのこともあり、それぞれ受け持つ係や委員会のことで話をしていたのでなかなか声をかけづらかった。ウロウロしているのも変だし、何も言わずに帰って明日を迎えるでもいいのかな…っていう迷いもあったけど、もしかしたら最後かもしれないのでちゃんと自分の口から話して伝えたかったので空くまで待った。

本当は2人まとめて打ち明けられたら良かったんだろうけど、難しかったのでようやっと空いた同期1人に話すことにした。同期の中で一番最初に話したのは一緒にお昼を食べた同期だった。

同期は翌日の仕事準備をしていたので、その準備が終わってからでいいから話したいことがあると打ち明け、準備しながら聞いてくれる感じだったけど「大事な話なんだ」と言ったら急いで準備して話を聞いてくれた。


「どうしたの〜」

「明日の仕事の準備の時にごめんね。突然なんだけどね、明日、上層部の人たちと面談してくるんだけどね、朝にね別部署の上司から【常勤での勤務は難しい】って言われちゃって…。まだわからないけど多分明日の面談で退職の話…、するかもしれない」


文章で打つとスムーズに書けるけど実際は言葉詰まさせて同期に打ち明けた。話しててウルウルしてきちゃって結局泣いちゃったけど、同期も泣きながら話を聞いてくれた。

お互いに「ごめんね」「もっと早くから…」ってたくさん後悔することもあって。でも泣きながらお互いの仕事に対する思いとか話ができて良かった。

常勤が無理なら非常勤やアルバイトでもいいからここで続ければいいのにって言ってくれた。自分もそうしたいし、できることならそれが一番いいって前々から思ってたけど。ここまできちゃうと多分本当に雇うこと自体がもう限界なんだろうな、と。

1時間以上話して、手が空いたもう1人の同期にも同じことを伝えて同じように【残ってくれ】って言ってもらえて。自分は全員にじゃないけど誰かにとっては必要とされている存在だったのかもしれないって思えたら、ここで続けてこれた意味もあったんだなと思った。


この職場に来て自分はどん底まで落ちきってしまったけど、取り巻く環境全てが原因ではないし、人間関係がすこぶる悪かったわけでもない。

そんな中でもずっと頑張っていきたいとやってきていたつもりだったけど。


どん底に落とした時と同様に突き放すのも突然だ。


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