食べ方に見る我が子の性格
子どもたちは今、ベビーチーズがブームです。
4つセットになってる四角いやつ。
QBBカマンベール入りベビーチーズ。
フランス人にビンタされそうな完全日本仕様のカマンベールチーズです。
乳製発酵食品=身体にいいと思い込んでいる私は、おやつ代わりに与えています。
おやつとしては量は少ないですが、子どもはそれなりに美味しく楽しめるサイズだと思っています。
え?手作りおやつ?
やめろ。そんな目で俺を見るな。
このベビーチーズ、息子(4)と娘(1)の食べ方が対照的なんです。
息子→すごいチビチビ食べる。一口が小さい。
20分くらいかけて食べる。ハムスター。
娘→瞬殺。一口が大きい。
2分もかからず食べる。アナコンダ。
食事もそうです。
息子は食べるのが遅い。
絶対小学校の給食は間に合わない。
昼休みも1人ポツンと残されそうなタイプ。
娘は食べるのが早い。
噛んで…る…?一応、噛んでる…ね。
そんなに口に突っ込んで食べるのやめて!
誰に教えられた訳でもないので完全に食べ方は個性だと思います。
私は子どもの頃、どちらかと言えば食事の時間は苦痛で、とにかく量が食べられない子どもでした。
"お腹いっぱい"の胃の状態が気持ち悪くて嫌で、常に腹6分目くらいで「もういらない」と言っていた記憶があります。
母はちっとも食べない私にずいぶん悩んだそうです。ごめん母。
もちろん学校の給食は大変でした。
どう考えたって食べきれない量をよそわれて、残してはいけないと言われるのです。
いやいや、欲しいって言ってもいない量を注がれて残したら農家の人に失礼ですよって怒られるなんて…と子ども心に思っていました。
息子、君も私と同じタイプだな。
苦労するなぁ…頑張れよ。
娘、君は…うん、いいや。そのままでいいよ。
噛むの忘れないでね。
欠席分の余ったデザート争奪ジャンケンは小学校生までにしときなね。
中学生になるとそういうのに参加する女子は若干引かれる空気が漂うからね。
年齢的に先を見通した我慢がまだできないので、2人とも今は好きなものを目の前にすると即食べてしまいます。マシュマロテストだっけ?
好物を最初に食べるか最後に食べるかどちらのタイプになるのか楽しみです。
あ、私は最後に食べる派です。
食事スタイルってありとあらゆる個性が詰まっていると思います。
食材、食器、食事の頻度、時間、味付け、雰囲気、順番、所作、会話の量…
箸の持ち方一つで相手の印象が変わる場合だってありますし、国が変わればもう常識なんてあってないようなものです。
相手と仲良くなるためにまず食事を共にするというのも分かる気がします。
食事は物言わぬ個性であり文化です。
相手を知りたければまず食事。外交にだって使われます。
そういえば、好き嫌いが多すぎて外食のハードルがめちゃくちゃ高かった彼氏とはどれだけ気が合っても続かなかったなぁ。
どんな食事スタイルを築くかは育った家庭の文化が色濃く出るので、なるべく一般的な食卓を目指していますが…
生まれ持った個性もできるだけ大事にしたいものです。
とりあえず息子、はよチーズ食べろ。
娘が横から狙ってるぞ。
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