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焦りも不安も嫉妬も自信も


7/17.18

初めてちゃんと事務所を通して
お仕事をいただけて活動ネーム(芸名)で
2日間現場に出てました。

上京してきて一年と6ヶ月、
この期間をどう捉えるかは人それぞれだけど
個人的にはここまでの道のりは長かった。

そんな初現場はとても刺激的でした。

そこに呼ばれてるのは
ちゃんとみんな審査を通って事務所からきてる人たち。

歴はそれぞれあろうとも、
芝居が好きで本気で向き合ってる人たち。

自分よりもずっとずっと色んな経験をして
色んな景色を見てきた人たちの話を聞いた。

みんな山ほどの作品に触れていて感性が豊かだし
色んなものを幅広く知っていて知識に富んでいる

きっとお芝居も上手いんだろうなって話してて思った。

そんな人たちが語る、
過去に出演した舞台の話。
1週間後のオーディションの話。

自分はそんな経験がないから周りと同じように共感することができない。

悔しいし、焦る。

認めたくないけど、自分とこの人たちの間には
間違いなく実力と経験の差があって、
ステージが違うなって感じがした。

書類審査に通ってエキストラとして撮影に参加させてもらってることでほんのちょっと満足してる自分が恥ずかしかった。

もちろん有難いって思うことは大切。

でも、エキストラに呼ばれるようになった次は
オーディションにまずは呼ばれるようになるくらいまで自分の芝居力を付けて、
そこからはオーディションに落ちまくって
その中でなんとかチャンスを掴む(この期間が長いし最難関)
そしてサブキャストの称号を掴み取る、
現場の回数を重ねて周りから顔と名前を覚えて貰って、口伝えでそのスタッフさんたちが他の制作者さんたちに自分の名前を広めてくれて、
そうしていつか大きな作品に出て、
やっと世間に少し認知される。

メインキャストはそのまた上だ。

芝居の実力を付けるためには、いくつもの映画に触れて色んな人のお芝居を見て監督の名前を覚えて小説を読んで活字に触れて、沢山稽古に行って芝居をして想像力と柔軟性を付けて、
それと並行して自分のリアルな人間関係において生の感情を大切にしながら生きる必要がある。


こう思うと改めて
自分が目指すところはもっともっと先なんだと思うと、
なんかすごく不安になってしんどくなった。

そうゆうチャンスを掴める人は
実力も運も愛嬌も兼ね備えてる。

『現場では、一回のミスが許されない。』

『やれと言われたことが一回でできなかったら
次はない。』

現場からその場で帰らされることはないけど
次その監督に呼んでもらえることはない。

そうゆう世界。

それが分かってるから特に初現場に行く時は
とんでもなく緊張するしプレッシャーがすごい

一つのミスで自分の夢が終わる可能性が全然あるから。


この道を目指す人って相当気力がいる。
自分を鼓舞する力がいる。
周りを惹きつける力がいる。


そうゆう仕事柄の人たちが集まってるから
みんなそれぞれ個性があるし魅力的。

自分もまあまあ個性とか我はある方だと思うけど、
それでもみんなに混ざれば並レベルか、
頑張ればほんのちょっとだけ目立てるかな?
くらいになってしまう。


別に何かと戦ってるわけじゃないのに勝負してるような気がしてちょっと息苦しさも感じた。

でも、
みんな本当に気さくだし良い人だから話してて楽しいし
久しぶりに涙がでるほど笑わせてもらったし
とっても良い時間だった。


ただ、『幸せ』だけじゃなく、
色んなものを感じて色んな感情になった。

ネガティブが渦巻く中でも
自分が時間をかけてきたことや体験した事は
貴重な体験だったんだなって思える優越感もあった


そんな、焦りも不安も嫉妬も自信も優越感も

今日感じたのはきっと全部、

明日からの大事な原動力になる気がする


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