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雨ニモ負ケテ

ノートPC
照らす醜い自分と
会話する機会があれば
是非とも伝えてやりたい
何もかもが怠惰な日々
抜け出せないのは
君の弱さのせいだと

画面の中で
誰かが誰かの揚げ足取り

見飽きた。

燃え盛る火の粉が
こっちにも飛んで来そうで
目を瞑った

「夢は見れなかった」

皆にデクノボーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に私は
なれるだろうか

皆に見向きもされず
期待もされず
干渉されず
そういうものに本当に
なりたいの?

いらない、いらない、汚い
心を燃やして、灰にしてしまいたい
煩悩、翻弄、本能ならば
共に生きていこう

動き始めた秒針の音に
慣れず耳を塞いだ
聞こえるのは確かに動く
心の音だけ

歩き始めた街の明るさに
慣れず目を塞いだ
見えるのは確かに笑う
いつかの私だけ

皆にデクノボーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に
私はなりたい

いらない、いらない、汚い
心を燃やしてしまいたい
煩悩、翻弄、本能ならば
共に生きていこう

見えない、知らない、知りたい
明日にずっと期待していたい
ドアの向こう、僕を呼ぶ声
醜い自分へ

さよなら


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