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ミニマルな暮らしで足るを思い出す

ミニマリストをやめてしばらく経った。けれどもわたしは今も変わらずミニマムな暮らしをしている。

なぜミニマルな暮らしをするかと言えば、自分がもつ満ち足りた状態を知るためなのかもしれない。満ち足りたいからミニマリストになるのではなく、その逆。なんだか禅問答みたいになってしまうけれど。

ひとつずつ自分の所有しているものを手離していく過程は、成長していく過程であれやこれや身につけてしまったものを剥いでいく作業で、それはまるで時間を巻き戻していくようだなと思う。「満ち足りた状態を知る」というよりは元に戻る、本当は知っているのにすっかり忘れてしまった大切な本来の自分を思い出したい衝動でもあるかもしれない。

わたしにとって満ち足りている状態というのは「静」かなと思う。スキップでもしそうな幸せ!キャピっとしているテンションの高さはなく、むしろ低さがある。例えるなら腰を据えたようなどっしりとした重さがある。静かで落ち着いている状態が感覚的に心地よい。

からだは身軽だけれど芯は安定しているのが理想。思考もまだまだなので丁寧にミニマル化していきたい。

なんだかんだ言ってもわたしにとって「少ない」がちょうどいいということかもしれないと思っている。

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