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妖怪俳句

冬になると詠みたくなるもの、それは妖怪俳句。
「雪女(雪女郎ゆきじょろう)」「鎌鼬かまいたち」「狐火きつねび」などの妖怪はれっきとした冬の季語となっていて、『俳句歳時記』には心惹かれる句が数多くあります。

雪女郎おそろし父の恋恐ろし(中村草田男)
三人の一人こけたり鎌鼬(池内たけし)
狐火を信じ男を信ぜざる(富安風生)

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私は殊
「狐火」からは、闇夜、峠道、青白い炎、怪しさ、昔話……等々、ありきたりな連想ばかりが浮かんできて、「my狐火」を未だ見つけられず……。
句や歌を詠もうとする時、無意識のまま常識として刷り込まれている枷が邪魔をして、その頑強さに参ってしまいます。

きゆうきゆうと群れて狐火ネオン街
昼光にゆらぎて狐火の孤独

ああ……全然、景が見えてこない……。
この冬もまた、妖怪俳句修業です~。

昨年、小学館「和樂web」に書かせていただいた妖怪俳句の記事です。
妖怪のいわれや、魅力的な妖怪俳句をご紹介しています。
よろしければご覧くださいね。

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