2024年 年頭

皆様 昨年中は大変お世話になりました。
大変恐縮ですが、年頭ご挨拶にあたり お祝いの言葉は控えさせていただきたく存じます。
元旦からのこの大災害についてだけでなく、災害と隣り合わせのこの国において生きることを真摯に受け止め、共に生き抜きましょうという言葉をもって、ご挨拶とさせていただきたいと思います。

2023年年末。
どうにも、筆が重い自分がいました・・・・

そして年明け、もやもやしたまま 長岡市(旧山古志村)にて、緊急地震速報を連続で受けました。
高龍様にお札とお守りをお返しに。初詣に行く途中、山の一本道で大渋滞にはまっておりました。急ぎUターンしたものの、既に高速道路は通行止め。
スーパーはおにぎりやパンが売り切れ。コンビニも営業していない店もあり、営業しているガソリンスタンドには長蛇の列でした。
中越震災、中越大震災を乗り越えた皆さんですから、行動が迅速です。
このような時、周囲を見渡すと本当に危機管理能力の個人差を感じずにはいられません。
帰宅すると、当時長岡近辺では震度6弱あったと・・・怖かったはずです。

中越大震災では、震度7で お年寄りが恐怖から命を落とした方が数名おられました。

この、石川輪島の地震でもどれだけ怖く、また現在も不安な思いをされていることでしょうか。
心から、石川や富山のみなさん。そして新潟のみなさんの 命、体、心 を守ってください。どうか天災地変で尊い命が失われないようにと、それが私の年頭の祈願となりました。

私には 当社の代表取締役という役目もあります。
従業員全員とラインで安否確認を実施し、工場と事務所では大きな問題がないことを確認しました。
ただ、かなり大きな揺れでしたので 自宅で。特に就寝時の準備については繰り返し社内ラインで皆さんに連絡しました。

家族では、わたしが世帯主です。
お正月中でしたので、しっかり一緒にいることができました。
このような時にどのような対応をするか、しっかり話をしながら帰宅しました。

人は、生物は 地球という惑星の生命活動の表層にある数多の生物のうちの一つで、地球の活動。もっと言えば太陽や宇宙が起こす事象には、ほぼ無力かもしれません。
この輪島の地震では地殻が3M動いたと発表されています。
たった、3Mの動きで 私たちは甚大な被害をうけます。
日本には北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界があります。
便利さを追い求めるほかに、どう安全に 人命を守り生活を送るか 考えなくてはならないのだと思います。

同様に、環境変化による災害を減少させる努力。
人が、より健康であれるようにする努力。

大人の皆さん。
子供たちに、未来に襷をつなぐために きっと私たちのやるべきこと。いきがいになることが、沢山あるように思います。

「きみたちはどう生きるか」
映画でもありましたが
「わたしたちはどう生きるか」
そんなことを考える1年になるように思います。

どうぞ、どうぞ  皆様 ご安全に
あきらめず 未来の為に どう生きるか どう育てるか 
生き抜きましょう

2024年1月2日  株式会社楽々 代表取締役 駒場裕美