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ダウンジャケットを着始めるタイミングって

寒いですね。かと思ったら次の日は暑いですね。
どう衣替えを行うのか。朝のクソ忙しい時間帯に、あなたの手に固く握られているダウンジャケットを羽織るか否か。日本人の永遠の課題に向き合う時期がやってまいりました。
 
なぜ衣替えに悩んでしまうのか。もちろん「上着を着ることで暑くなるかもしれない。でも着ないと寒いかもしれない。」という葛藤もあることでしょう。ただそれはひとつの側面。ものごとには必ず多面性があるのです。
 
もうひとつの側面、それは「ダウンジャケットをこの時期で着るという、ある種の勇み足感を周りの人間はどう捉えるだろうか」という疑念。「周りはダウンジャケットをまだ着ていない(かもしれない)。自分は本日から今シーズンのダウンジャケット生活を解禁する」というコントラストによる羞恥心。「あの人もうダウンジャケット着てるよ、早くね?」という心無い言葉への怖れ。
 
それがこの問題をさらに複雑にしているのです。
解決のためにどうすれば良いのか。答えはひとつしかありません。自分の生活圏内のすべての人間にダウンジャケットを着てもらうしか、あなたが救われる方法はないのです。配りましょう、ダウンジャケット。届けましょう、温もりを。もう一度言いますよ。配りましょう、ダウンジャケット、届けましょう、温もりを。
 
え?ダウンジャケットをそんなにたくさん持っていないって?安心してください。僕がたくさん持っています。今ならセール中で1着たったの50,000円(税抜)です。

え?高いって?落ち着いてください。いったん立ち止まってよく考えてみてください。これを購入し、周りの皆に配ることによって、あなたの疑念、羞恥心、怖れは全て消えるのです。決して高い買い物ではないはずです。いいですか、もう一度だけ言いますよ。配りましょう、ダウンジャケット。届けましょう、温もりを。さあ、あなたも私と一緒に唱えましょう、、


(この物語はフィクションだと思います)

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