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自分は変な人だなんて、変なこと言うんですね

「俺って変わってるんですよ」と言う人、周りにいませんか。そんなセリフを聞くと僕はその場から逃げ出したくなります。

それって言い換えると、
「俺って普通人がしないようなことをする人なんですけど、そんな自分は人より優れていて、そんな自分が大好きなんです。でも普通の人の感覚も持ち合わせているので、自分が変わっている性分なのも知ってるんです。俺のバランス感覚ってすごいでしょ?」
だと思うんです。その場から逃げ出したくなりませんか。僕の性格が悪いだけですか。

そういう人を見ると「この人は天才に憧れているのだろうな」と感じます。変人を自称した段階で、凡人なのです。変人は自分のことを変人だとは思わないはずだから。

でも、自称変人の方の気持ちは痛いくらい分かります。僕も天才になりたかった。人とは違う感性を持った孤高の存在になりたかった。でも大抵、僕らは凡人なのです。

凡人が悪いとか、変人が良いとか、そんな狭い了見で生きる必要はないと思います。自分が決めた枠の中で苦しむ必要なんてないんです。もともと特別なオンリーワ、、なんて言うつもりはありませんが、いつかどこかで見た誰かの仮装をする必要はなく、ありのままで生きていけばいいのでは。それを突き詰めていけば、あなたもめでたく変人の仲間入り。あなたがなりたかったのは、ありのままの自分なのかもしれません。

「自分は凡人だと認めることが大人への入口だ」と、むかし誰かが言っていました。凡人と認めた後に「全てをあきらめてしまうのか」「より努力するのか」「努力の方向を変えるのか」。

あなたはどうしますか。僕はどうしようかな。

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