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一人きりロックショー

中学1年の音楽の初回の授業、自己紹介で名前と自分の好きな音楽を紹介する機会があって、そこで「アジカンが好きです」と言ったら誰1人としてアジカンの存在を知らなくてクラスメイト達からの冷たい目線が痛かったこと。授業中に「ロックンロールは鳴り止まないっ」と「革命」をクラスメイト全員の前でめちゃくちゃになりながら歌う、という妄想をしていたこと。高校1年生の頃、RADWIMPSが好き、というクラスメイトに勇気を持って話しかけてみると「君と羊と青」すら知らなかったこと。邦ロックが好きとい

    • 暑い

      自分は暑がりだと思う。4月の下旬にはもうだぼだぼのTシャツ1枚だけで過ごしている。それを11月まで続ける。暑さに敏感だからか、4月が始まり、少し暖かくなっただけで苦しかった夏のことを思い出してしまった。 長く垂れ下がった前髪が揺れ動く。夏のマスクは地獄。醜形恐怖症だからマスクを外す方が地獄。朝から若干息を切らしながら3階建ての階段を登る。教室に入って椅子に座り落ち着くと、身体中から汗が吹き出ているのに気づく。周りの人に見られていないか確認してからそっとマスクを外し、一気に水

      • 人生意味ないらしい

        • マルチビタミンゼリーとカロリーメイトと

          食欲がないけど最低限栄養は摂らないと、という考えからコンビニでマルチビタミンゼリーを買おうとしたら、ふと昔の記憶を思い起こした。高校1年生の7月、俺が不眠症になった時期。母親のしつこく俺を呼ぶ声で早朝に目を覚ます。中途覚醒が酷いのと短い睡眠時間のせいで体はフラフラだから無理やり体を起こして顔を洗って歯を磨いて、ひんやりとした制服に袖を通す。暑いから袖を捲って細い腕を出す。鬱で食欲が奪われたのと夏バテもあって朝食は何も食べない日が多かった。電車の中では受験期に好きになったsyr

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        一人きりロックショー

          醜形恐怖症?

          自分の外見にコンプレックスがある。数えてみると8個ほど。外見にコンプレックスに持つようになったのは中学生の時からだった気がする。思春期の到来や不健康な生活のせいで顔つきや髪が変化したからか、その時期からクラスの仲の良かった人たちに見た目を弄られることが増えた。一番酷いと思ったのは全く喋ったことないクラスで権力のある女子に陰口を言われていたことだ。未だにそれらの悪口を全て覚えているほど俺には深く突き刺さっている。恐らくそこから自分の外見コンプレックスは始まった。 外見コンプレ

          醜形恐怖症?

          冬の

          中学3年生の冬、受験期の真っ只中。 俺の住んでいる地域は本当に田舎で近くに塾なんてなかったから毎週土日に母親の車で50分ほどかけて塾に送って貰っていた。勿論塾に知り合いなんていなくて初回は本当に心細かった。 昼にはもう塾についていて、夜の6時ごろには講座が終わっていた気がする。塾の駐車場は狭くて何十人もの生徒が通っているためとてもじゃないけど入れない。だから塾から徒歩15分ほどの小さなショッピングセンターで母と合流していた。俺の住んでいた田舎と比べてその街は繁華街だったから

          最近の日記

          今日は1週間振りに外に出た。お偉いさんに資料を渡しに行って、その後祖父母に会いにショッピングモールに行った。鬱転(今までもずっと鬱みたいな感じだったけど最近家族に打ち明けた)してからは初めての邂逅だったから優しい祖父母に会うのは変に緊張した。家庭環境が悪い人は心配なんてしてもらえないからこれは贅沢な悩みだと思う。祖父母は多分俺に配慮して鬱のことには一切触れてこなかった。俺の伸び切った片目が隠れている髪型を見て「鬼太郎か笑」と言ったぐらいで、あとは大体日常会話で終わって俺的には

          最近の日記

          今でもロックンロールは鳴り止んでいない

          2021年の2月、俺は塾をズル休みした。 その日は一応病み上がりだったけど体調はほぼ回復している状態だったし行こうとしたら全然平気で行けた。けれど母親に体調悪くなってきたから休むと伝えた。 勿論これは嘘でただの仮病。なぜあの日俺はズル休みをしたのか、正直今も分からない。急に全てどうでもよくなったのか、それとも窓のない薄暗い自室で布団にうずくまっていたかったのか。自分のことなのに今でも真意が不明。俺は学校と塾には皆勤で行くぐらい真面目だったから多少悪いことをしてるとは感じてい

          今でもロックンロールは鳴り止んでいない