見出し画像

振り返りの時

病院から退院して、仕事に復帰して、少しずつ日常が正常化しています。自分の体は手術をしたから前とは違うし、入院前と聴きたい音楽も変わったりしました。そうした変化を味わいつつ、少しいろいろな経験を振り返ってみています。病院で経験した非日常の世界。私よりずっと病気の深刻な人がそばにいたり、先生たちの治療に対する真剣な思い、面白かった研修医とのやりとりなどを思い出します。辛いこともあったけど、それに勝るくらい、素晴らしいことも多かったのです。

今回、早期の乳がんになったことについては、自分の心身の状態が良くなかった時期があったという心当たりがあります。多分のこの時期のストレスとセルフケアの欠如が影響したんじゃないかなと、証拠はないのですが、直感的にわかっています。

それで自分なりの健康法について考えてみました。親から譲り受けた食事の習慣、好きでやってきた長年の料理のスキルはあったものの、しばらくそれらを放棄してコンビニ通いをしてしまいました。また、運動についても数年前、ヨガにはまって、「一生やろう」と思ったものの、スタジオに行く時間が決まっているとかの理由でしばらくやめていたのです。その代わり、プールに通うようになって、プールの方が時間も自由がきくし、経済的にも節約可能で、それはそれでとてもよかったのですが、数年前にヨガを「一生やろう」と思ったことは、どこへ行ったのか?と自分なりにちょっとあきれました。というのも、今は術後でプールに一か月くらいいけないし、在宅勤務で太り、PCを使っていて肩こりもひどいのです。マッサージもいいですが、術後の腕があがりずらいときに、肩甲骨はがしなんてしてもらえないです。ですから、今、一番私に必要なのはヨガなのでした。自分のペースで再開して、呼吸の深さを感じながら、体が喜んでいるのを味わいました。幸い、コロナ禍を経て、オンラインのコースも増えてます。状況に応じて、ウォーキング、ヨガ、プールを取り混ぜて行うことで体重維持、体力維持をしていけばいいのかなと思うようになりました。

前にマッサージに行っていた時には、店長さんと話をしていたら、「あなたはいろいろな知識はあるのに、こんなに体が凝っていてひどい状態になって、知識を活かせてないじゃないですか」と言われてしまったことがあります。確かに、瞑想とかアーユルベーダとかアロマセラピーとか、いろいろ勉強して取り入れていたのに、なんだったのでしょうか。足つぼのサロンで施術を受けたときに、アーユルベーダの話をしながら、継続できる健康法を取り入れたい、と言いました。その施術の方は、アーユルベーダの朝いちばんの舌磨きを毎日してるそうで、それなら私もやれるかなと思って始めました。口の中の汚れを器具を使って取る方法です。同じアーユルベーダの白湯の習慣についてはなかなか続かないよね、味がないからね、という話もしました。「継続は力なり」です。舌磨きの習慣は継続する健康法の第一歩なのでした。短期的な対処療法だけでなく、一過性でない、ずっと続けられる長期的な方法を意識していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?