Scams
今日のタイトルは「特殊詐欺」です。
「昨年1年間のオレオレ詐欺など特殊詐欺全体の認知件数(速報値)は前年比5・6%減の1万6836件で2年連続減少。被害額も前年を21・3%下回る301億5000万円と5年連続の減少。しかし被害額は8年連続で300億円を超え」という報道が、最近ありました。
アメリカでは、下記の通り呼ばれています。
オレオレ詐欺は「grandma scam」「grandparent scam」
架空請求詐欺は「phony debt collection」
投資詐欺は「investment scam」
国際ロマンス詐欺は「international romance scam」
また「詐欺師」は「swindler、con man、scammer」
「被害者・犠牲者」は「victim」
あなたの大切なお金は常に狙われています。
「オレオレ詐欺」(約9割が「現金受取型」)、「架空請求詐欺」
「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」「投資詐欺」など様々です。
金融庁のパンフレットによると「だまされないための3か条」は下記の通りです。
①知らない人には現金を渡さない・送らない
②家族に連絡を取り、事実を確認
③あやしいと思ったら警察に連絡
当たり前のことですが、それができていないので詐欺にあってしまいます。
冷静さを乱されて判断力を奪われたり、国家権力(警察・裁判所など)だと偽って騙す手口が多いようです。
手口が組織化・巧妙化しており、警察や金融機関などがいろいろ取り組んでいても高齢者を中心に詐欺被害が後を絶たない深刻な情勢が続いています。
特殊詐欺にかかわらず、騙される人の共通点が自分自身の中にもあると考えた方が無難です。
例えば、「身内が事故に遭った」と聞けば、誰しも騙されやすくなります。
家族を持ち出されると冷静な判断力を失うからです。
法律用語や専門用語を用いられると騙されやすくなります。
日本人は、日頃から言葉の定義があいまいなまま使ったり、よくわからない
のに説明された専門用語を鵜呑みにしてしまうからです。
定年退職後の人などは、騙されやすくなります。
退職金などまとまった資金を持っている人は狙われやすいからです。
期限や結論をせかされる話には裏や嘘があって騙されやすくなります。
おいしい話に欲望が刺激された上に、せかされて、あせりから冷静な判断が
できなくなるからです。あせりから自分に都合よく情報を解釈してしまいます。
家族に内緒にしている人は騙されやすくなります。
カモにするならひとりの方が騙す側には好都合だからです。
自分はその道のプロだと思っている人は騙されやすくなります。
プロとしての自信が、判断を誤らせるからです。
他にもいろいろあります。
「自分は騙されることはない」と過信するのはNGです。
「いつでも、だれでも騙される。何故なら、詐欺師(グループ)の方が一枚も二枚も上手だから」と考えるべきです。
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