プレゼンは新しい教育方法
プレゼンテーション資料を作成したことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、プレゼンテーションに対して苦手意識を持つ人も多い現状があります。
なぜここまで日本人がプレゼンテーションに苦手意識を持つのかというと、幼い頃から自分を主体に発言する場が少なく、消極的になってしまう子供が増えているからなのです。
これからの日本は、自分で課題を見つけ解決方法を策定する。
この一連の作業を行える人たちが求められる時代になります。
プレゼンテーションを教育として導入することで、将来活躍することのできる子供たちが格段に増えていくことでしょう。
今回の記事ではそんなプレゼンテーションに重点をおき、今の日本の状態からプレゼンテーションが秘めている力など詳しく解説していきたいと思います。
< 日本人の半分以上は自信がない >
この表は内閣府が13〜29歳の若者を対象にした意識調査です。
「自分自身に満足している?」という問いに対して日本人全体の45.8%が満足していない。
そして、自分に長所があると感じられない人が7割を超えるという結果になりました。
なぜ日本は欧米諸国と差をつけてしまっているのでしょうか。
それには国民性と現代の教育現場が関与しています。
日本は自分勝手な主張を押し通そうとすると社会から追い出されるという性質があります。
昔から日本社会は思いやりを持ち、人に対することが謙譲の美徳という考えが深く根付いてしまっています。
この実情は学校の教育現場にも反映されてしまっています。
周りと違う行動をとれば注意され矯正される。
このような教育現場は子どもたちの自己肯定感をおのずと低下させてしまう可能性があるのです。
ー年齢を追うごとに自己肯定感は下がる
日本人の自己肯定感は年齢を追えば追うほど自己肯定感は下がる傾向にあります。
大人になるにつれ、人との比較を行うようになり、
・「字がうまい」
・「走るのが早い」
・「顔がかっこいい」
成長とともに自分と他者を比較するようになってしまいます。
子どもは比較に対して劣等感を抱きやすく、他者との比較で抱く劣等感は成長するにつれ、さまざまな要因(思春期)が重なり合いより複雑になっていきます。
次第にその悩みは解決が難しいものとなり、個人の性格にも影響していくのです。
< 自分を信じる力は「3つの要素」から育まれる >
自己肯定感は「自己受容」+「ナルシズム」+「成功体験」から形成されます。
自己受容はありのままの自分を受け入れて認めてあげること。
ナルシズムは向上心や欲望で理想を保つこと。
成功体験は他者に自分の行動や活動を認められること。
この3つの要素がバランスよく形成されることで人間の自己肯定感は構築されます。
注意すべき点としては、この3つの要素1つに偏りがあると自己肯定感とは全く結び付かなくなります。
例えば、
●ナルシズムがのみ成長してしまい偏りが生じた場合。
「痛い人。勘違いしてる人。口だけの人」
●ナルシズムと成功体験だけが成長した場合は、
「プライドが高く人を見下す。自分が本当に追っているものの認知ができない」
バランスの取れた自己肯定感獲得に向けた行動が大切になります。
そんな時に力を発揮してくれるのがプレゼンテーションなのです。
< プレゼンは大いなる力を秘めている >
プレゼンテーションは3つの力を育てることができます。
論理的思考能力、コミュニケーションスキル、人前で話す度胸。
未来の日本に求められている力がプレゼンテーションには詰まっています。
また、自己肯定感を育てる3つの要素も同時に学ぶことができます。
プレゼンテーションは1からビジネスや社会課題を考え1つのプランとして考え発表する。
なかなか意見を言うことのできない若者が増えている中、プレゼンテーションという機会の場を増やし積極的に参加してもらえる学生を増やすことで
より自己肯定感の高い学生を育成できるのではないでしょうか。
ただプレゼンするだけではなく、考えた内容や案が実際に社会に反映される。
そんな学びの場を作り上げていく必要があります。
< 日本人は完璧を求めすぎている。 >
日本人は100%の正解を求めようとします。
しかし、この世界に100%の正解というものは存在しません。
それぞれの考え方や価値観によって全ての物事は変化していくからです。
日本人はABCDの中から正解を選びなさい。
というあらかじめ正解が与えられた問題を解くことが超得意
一方、答えを自身で求めなければいけない問題が超苦手です。
あらかじめ与えられた問いから正解を求めることも大切です。
しかし、正解のない世の中で生き残っていくにはあまりにも心許ない教育ではないでしょうか。
これからさらに多様化は進み、さまざまな価値観や文化が入り混じることになります。
そんな中僕らに求められる力は、自分自身で問いを探し答えを見つけ出すことです。
プレゼンにはその力が秘められています。
まとめ
私たちは01プロジェクトというイベントを企画し、プレゼンテーションによる教育をもっと一般化させていきたいと考え、実行に移しています。
子どもだから。
という時代に終止符を打ち、自分が考えたビジネスや社会的課題が実際の世の中に反映されることで、子どもは大小問わず大きな成功体験を得ることができます。
この成功体験は将来何が起こっても自分自身の背中を押してくれる大きな「自信・財産」につながっていくはずです。
01プロジェクトではそんな未来を創造するために活動していきます。
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