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シン・コミュニティ再考⑩ コミュニティがつくる「優しい未来」

こんにちは note メンバーシップ:ツギ・マチ・ラボ(次世代の都市・街づくりラボ)を運営する松岡です。
コミュニティを再考する第10回(最終回)は、コミュニティが創る「優しい未来」について検討します。
宜しくお願いします。

【内容】
⑴静脈系のエコシステム
⑵ベンチマークとしての「シブヤ経済新聞」
⑶コミュニティがつくる「優しい未来」


⑴静脈系のエコシステム
共感テーマを核とした幅広い収益と、達成感とシェア思考によるコスト削減に、支えられるコミュニティ活動で生まれるのは、静脈系の(エコ)システムです。

「利益・経済」を媒体とした動脈系のシステムでは、提供できないメリットとして、個人的には新しい関係性と自己表現の場(居場所と出番)として機能します。社会的には過度のビジネス思考では、賄えない活動を補完するとともに、ギスギスしてしまいがちな人間関係の潤滑剤としての役割を担います。そして生まれる上質な人間関係は、企業が共創やプロモーション活動をする際の舞台やパートナーとして極めて貴重な存在になると考えます。

何より成長を前提にした動脈系システムへの偏重が、地球環境とのバランスを崩しつつある状況への対処策として、静脈系システムの価値を見直す必要があるのではないでしょうか。

コミュニティ活動は、非常に緩い運営スタイルであるが故に、持続する仕組みづくりが難しいですが、「目的・目標・コンセプト」の設定が、非常に重要にな流と考えます。

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