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2023年2月8日の日記


 自分の思春期にインスタグラムやTikTokなどの、他人の生活を覗きまた覗かれるコミュニティがなくて本当に良かったと思っている。あの頃は、不特定多数への承認欲求などに一喜一憂することもなかったし、ただただ毎日を、映えようと映えなかろうと楽しく生きていた。写真や動画にはほとんど残っていないが、4K画質の動画よりも鮮明に再生される思い出がある。

 過ぎた思い出にいつまでも縋るのはダサいと常々思っている。懐古するのはお酒を3杯以上飲んだときだけでいい。シラフんときからそんなことやってると、今を懸命に生きられないつまらねぇ人間になってしまうから。日常でふと思い出すような何気ない思い出が、精神衛生上一番良いのかもしれない。

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 しまじろうがふと、"野性"を取り戻してしまったらどうなるのだろうか、と考えた。密林の王とも呼ばれるトラの潜在的な狩猟本能が目覚めてしまったら、そこに遺るのは、ウサギ肉のジビエと焼き鳥盛り合わせとジンギスカンなのだろうか。干支仲間だろうと何だろうと、牙の前にそれは意味を成さないのだ。

 今を何事もなく生きていても、ふと過去のことがフラッシュバックすることは往々にしてある。どんな過去も受け入れ、そして払拭できる強い精神が欲しい。

 


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