変えられていくことで変わっていく

欠点や弱さ、劣等感に苛まれる度に「あぁ、こんな自分を変えたい、、、」と本気で思うのは辛いことだと思う。
なぜなら、恐らくは人が変わる過程って想像とは全く違ったものであることがほとんどだと思うから。
もちろん、変わりたいという気持ちが出てくるということは、それなりに自分の中にある自分が知らない「何か」が顔を出している、というか声をあげているからではないかとも思いますが、、、。
そんな変わりたい意識に自分の心が支配されると、私の場合は本を読んだり、インターネットで調べたり、YouTubeで検索したりして、それなりに勉強(笑)しようとする。
、、、が、そうすることが直接解決につながることは稀だった。むしろ、ちょっと変な方向(行動や考えが不自然になったり、、、)に行ってしまうこともしばしば、、、
いつもそうだが、解決策はもっと身近にあると感じる。
例えば、仕事ひとつとっても、期限が迫っていたり、上司にうるさいことを言われたり、周囲の眼が気になったり、疲れ切って途方に暮れたり、、、そんなこんなで気づいたら焦りや不安、どうしようといった無力感に流されてしまう。
でもそんな時、一旦、そこから物理的にも精神的にもちょっと離れてみると、なんか変な負のループにハマっている自分に気づくことがある。
物事は意外に単純で、自分一人ができることなんて当たり前のことだが限られている。
よくよく足元を見てみると、一番自分を振り回しているのは、自身の中にある、プライドや傲慢、万能感、劣等感、人によく思われたい、負けたくない等など、、、だったりする。
結局、私にとって一番難しいのは「助けて欲しい、、、」という気持ちを認めることだと思う。
でも、それがわかったからと言って難しいことには変わりなく、、、
毎日、日常の中で起こる様々な出来事は面倒くさくて、疲れるし、苛立つこともあるけど、この毎日の生活の繰り返しこそ、実は私たちを変えてくれていると歳をとって改めて実感する。
自分自身の声に耳を傾けたり、気づいたりすることが難しいと感じている人も意外と多いので、自分の変化にもなかなか気づきにくいのかも知れない。


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