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4月のまとめ(言い訳)

Twitterで「今月描いた絵を晒そう」タグでさらすような絵がなくて、4月何してたっけ…?と思ったら色々やっていたのでここで語ることにしました。

4月1日(土)
4月初日の朝から私は京都から東京に向かう新幹線に乗っていた。ステージアラウンド東京で上演される新作歌舞伎、FF10歌舞伎を観るためである。
歌舞伎は中村獅童さんの超歌舞伎を一回観たきりの私だが、歌舞伎好きのフォロワーさんからの情報を得て、観に行くことにした。もともとFF10は何周もしたし、HDリマスターされたのも買ったりとかなり好きな作品である。
正直、めっちゃ長い内容とキャラクターの再現などどうなるんだろうと思っていたし、上演時間約7時間という長丁場でいろいろ大丈夫なのかという不安もあったが、全然大丈夫でした!!

キャラクターの再現度がすごい!!

ストーリーもいいかんじに7時間に収められており、時間を感じさせない面白さでした!!ただし、宿に行ったら一気に疲労が来た!
キャラクターも、みんなかっこよく、かわいく、再現度高すぎて、でも歌舞伎のポイントも(多分)押さえられていて、歌舞伎役者さんすごい……としか言えない。やはり、ユウナが一番すごかった……声も所作もめっちゃユウナだったよ……というか女形のみなさんがみんなすごかった…ルール―もリュックもユウナレスカもみんな良かった……
ファング的なモンスターが、マジでファングだったの、四つ足のモンスターの作りこみもすごかった……

カーテンコールでお写真撮らせてくださるサービス精神

そらもう歌舞伎が人気なのもわかりますわ……
もちろん、歌舞伎という伝統芸能を現代に残すため、お客さんを集めるための試みだったり、役者さんの生活もかかっているけれども、それだけじゃない「お客さんを楽しませる」というエンタメ業界の方達の心意気をみたというか……

4月2日(日)
豊洲の劇場にちょっと近い、東京ビッグサイトで行われていた同人誌即売会のイベント「Jガーデン」に一般で参加した。
お目当てのよしながふみ先生の本を買えてよかった。フォロワーさんのご本も買いに行けたし、出張編集部さんで自分の本を見てもらいアドバイスいただけたのも良かった。手書き文字が多い…はい……すみません……

4月の最初の土日からなかなか濃い時間を過ごしていましたね。
職場では地味にユニフォームが変わりましたが、特に大きな変更もなくいつもどおりの日常って感じでした。新年度になったので、課題せねばとはおもいつつも、今度は4/22に迫る自分が出る狂言会のお稽古があり……

それまでの間に、ひょんなことから友人にラインで

「書く確固たる理由があなたにあって、書くことそれ自体があなたという存在に必要だと思い込んでたけど、違ったっぽい?」(意訳)

って言われちゃったんですよね。
そういうふうに見えるのか。いや、遊んでばかりいるからそらそうか。
考えた。覚悟が足りなかった。考えた。いまだにわからん。

インド映画の「RRR」で出てきたセリフを思い出しましたよ。
「責務とは行為であり結果ではない。私は結果は求めない。最後の血の一滴まで立ち向かうのみ」(ネットで検索した)
これ、インドの聖典?の「バガヴァット・ギータ―」の一説
「あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にはない。行為の結果を動機としてはいけない。また無為に執着してはならぬ」(ネットで検索した)
から来てるセリフだそうで。

私の職務…行為……何だった?

そんなことを考え、最近ギータ―読みました。
わからん。わからんけど、絵を描こう。
そう思いながら、私は上司とスタバでメロンフラペチーノを飲み、上司の彼氏との生活の話を聞き、幸せそうで何よりだとしみじみ思っていたのでした。

とりあえず、近々に迫っている職務「狂言の発表会」を乗り切ろう!
というわけで、お稽古に臨んだのですが、発表会の二日前の最後のお稽古はそれはもうひどかった。セリフが飛ぶ。動きも飛ぶ。
さすがにヤバいと思った。覚えているつもりでもいざ動くとダメだった。
とにかく、翌日の私は職場で休憩時間にひとりブツブツと狂言のセリフを唱え続けていた。

あ、すみません。
まったく説明していませんでしたが、実は10数年前から趣味で伝統芸能の狂言を習っております。きっかけは、師匠の追っかけをしていたからです(まだ「推し」という言葉がなかった)
未だに職場では「声が聞き取れない」と言われてしまうことがある、声が小さい陰キャ根暗オタクな私なのですが、年に1度の発表会で能楽堂では頑張って声をだしたりしております。

で、今回の演目は「貰聟」の聟がメイン。ボロボロだったのはこちらです。
ストーリーは割愛しますが、ドタバタ劇です。
今回はもう一つ役があり、「仁王」の立衆というその他大勢ポジ。とはいえ、仁王様にお供えしてお願いするというアドリブがあるのでそれを考えたり。
お稽古を始めたころは「まだ先~」と余裕ぶっこいてましたが。

4月22日(土)
発表会の日が来てしまいました。
素人の会なので、見るのは無料だし、出入り自由だし、素人ならではのほんわかした雰囲気の会です。機会があればどうぞ。(遅い)

貰聟の衣装

衣装は先生がたに着せていただきます。
衣装も着ちゃったし、もう腹をくくるしかないですね。とりあえず、酔っ払いの役なので、酔っぱらってるのが伝わるように、セリフをゆっくり言うように、一緒に出ている人と合わせるように、あたりを意識しながら……
あと、「お客さんに楽しんでもらう」もちょっとだけ、ほんとうにちょっっっとだけですが頭のスミに。

能楽堂の舞台って、マイク無しなんですよ。でも、音が響くようにできている。とはいえ、大きな声を出さないと伝わらないわけで。
声の出し方も最近、お腹から出すというのを知り、やっと大きめの声を出せるようになりました。
とにかく、舞台上では音ゲーをするような感覚でセリフと動きを理想形に合わせるようにしていき、大きなミスなく、無事に終えることが出来ました。
本番に強いのか、お稽古だと本気出さないのか、舞台上でやるのが一番うまくいくんですよね。今回もそうで、「お稽古の時とテンションが違いすぎるから笑っちゃったw」と嫁役の方は舞台上で吹き出していました。他のかたからも「何か憑いてた?」と言われたりでして。

で、次の演目「仁王」でございます。
もう大きな仕事は終わったので、お願い事もお供えもばっちり用意したので。推しの公式グッズです。

仁王の衣装と捧げ物

ざっくりいうとこんな感じでした↓

煩悩しかない
こんな感じになります

仁王役の人は、増えていく重量に耐えながら動かないようにしないといけないというのにクッソ長いお願いごとをしていまいました。ちょっと笑いとれたっぽいので許してください。

まあ、お願いはどうなるかわかりませんが、5月は4回も推しさんのライブに参ります(絵は…描けるんだろうか)

ちなみに、「貰聟」は東京社中の公演でもやることになりました!9月24日!矢来能楽堂!セリフ忘れないようにがんばります!

4月23日(日)
数日前、フォロワーさんがとあるオーケストライベントのチケット取引のツイをされており、会場が京都ロームシアターで近いということで、狂言会の翌日だけど行くことに。
実はこのフォロワーさんはFF歌舞伎の情報をツイートされていた方なのですが、つながって長く、職業が同じなもののお会いしたことがなく、この機会にちょろっとお会いしてみたいというのもあった。
そのイベントというのも、俳優の佐々木蔵之介さんの朗読、オーケストラ付きというイベントでした。佐々木蔵之介さん、いいよね……!!
で、開演前にちょろっとフォロワーさんとお話した!ありがとうございます!
で、お席がまた、前から2列目だったんだ。推しさんのライブなら、推しさんの目の前という神席ですね。(ちょっと右側)
舞台中央の蔵之介さんがめっちゃ見えたし、その蔵之介さんがちょっとこっちのほうまでテクテク歩いてきて、ウワアアアアアアホンモノのくらのすけさんダアアアアアアアってなりました。
オーケストラの演奏もほぼ初めてみたいなもので、とてもとてもよかったです。すごいものを聴いた。

なんかこう…歌舞伎もそうだし、狂言の先生方、蔵之介さん、オーケストラの方々、推しさんなどを見て、エンタメ業の方々のすごさを思いました。
お客さんを楽しませようという心意気とか、それぞれの練習お稽古などの積み重ねとか。
私はそういうのできてないなあ。できるようになりたいな。

……というわけで、4月は濃厚でした。
狂言会が終わって、ちょっと燃え尽きながらギータ―を読んだりしていました。とはいえ、5月はコミティア、推しさんのライブ4本、関西コミティア……と祭りの予感です。

はたして、わたしはKUAを卒業できるのでしょうか

以上、今月描いた絵を晒せない言い訳でした。

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