習いたての中国語が8年目の英語に与えたヒント
※再掲なので、時間軸にズレがあります。
今週、初めて英語のZoom授業があった大学生です。
国際系の学部なので、周りには海外経験アリの英語ペラペラ人間ばかり。英語圏に留学経験のない私のほうがずっと珍しいというシチュエーション。
昨年は英語の授業が他学部と合同だったので、自分よりも英語ができない人が多い環境だった。しかし2年からは学部内での授業なので、むしろ自分がマリオカートの周回遅れレベルで英語を話せない部類に入ることになる。
劣等感と羞恥。
自分の英語が下手なことに気付かれないように、「難しいことはお願いだから聞かないでくれ」と思いながら過ごした60分。
発音が悪いのがばれないように、なるべく簡単な英語を使って話した60分。
ふと、
台湾で中国語を話すときこんなこと気にしたっけ??
と思った。
(※台湾にて3週間の語学研修経験あり。)
いや絶対に気にしていない。むしろ自分のわかることをわかる範囲で全力で発言していたし、先生に指名されたときは喜びさえ感じた。
3週間目に突入した頃には、間違えることが全くこわくなかった。
この違いはどこから生まれるのだろう?
大学から始めた中国語よりも、中学から学んでいる英語のほうが圧倒的にできるのに。
そこで、語学能力は別として、スピーキングに影響する精神的要因を整理していきたいと思います。
台湾で中国語を話せた理由
①自分のレベルを周囲が理解している
「A2クラスだから」「日本人だから」。台湾にいた時の私には、”中国語をうまく話せなくても仕方ない言い訳”が大量にあった。どれだけ下手な中国語でも、「「観光客がなんとか頑張って伝えようとしている」」という、”ふだん0点の奴が60点とってると偉く感じる”系の錯覚が適用された。
②2年目だから、できなくて当たり前
初めて間もないのだから、中国語がわからないことに焦りを感じなかった。この思考が大きな違いなのかもしれない。英語をやっていると必ず、「8年もやっているのにどうして話せないんだろう?」と考えてしまう。
③比較対象が少ない
中国語のクラスはレベル別だったので、圧倒的なレベルの差や劣等感を感じる機会が少なかった。同い年の人が自分の2つ上のクラスに入っていたことは、イイ感じにモチベーションになった。
授業で英語が話せない理由
この3点から考えて、自分が英語が話せない理由は
・自分のレベル以上のスピーキングを求められている(と、勝手に自分が思い込んでいる)
・英語にかけた時間とスピーキング力の差を受容できていない=努力と結果の落差での挫折
・周囲に対する劣等感、羞恥心
というところでしょうか。
「できない」を打ち消すために
英語を話すために、最近は2点意識しています。
1つ目は、
日本語でさえ完璧じゃないんだからメンタル
だって、毎日そんな美しい日本語話してますか?話してないよね?
推しの供給に焦ると「まってそれはまってなに」ってグラマー崩壊しますよね?
だから、完璧を目指すのも大事だけど、もっと気楽に英語を話すことを捉えていこうと思います。
2つ目は、
「伝える、伝わる」の最優先
グラマーや発音の正しさは2割ほど気にかけて、残りの8割は全力で「伝えること」に費やす。
現時点では全く問題ないです。伝わっているかどうかは話の流れや相手の表情で把握できますし、こちらが非ネイティブだと理解されていれば間違いを正してもらえることもあります。
正しく話さなければ、というプレッシャーを捨ててtalkactiveな自分を登場させたほうが圧倒的に会話が楽しいです。
「同い年、私のほうが話せなくて恥ずかしい。」
最後に、劣等感について。
英語も、なんでも競争じゃないです。冒頭に述べたように、私の周りには同年代で私よりずっと語学能力の高い友人たちがいます。
劣等感は常にあります。悔しいけど、その人たちの努力の結果だから何も言えない。自分も努力しているつもりだけどうまく結果が出せなくて、その間にも学友たちは上達していく。
それをモチベーションに変えられる日もあれば、ただダメージを受ける日もあります。
でも人には人のペースがあって、あなたにはあなたの最大限がある。
即座に周りに及ばなくとも、自分に嘘をつかず「最大限の努力ができた」と言える毎日の積み重ねをしていけたらと思います。
ここに関連して、Stray KidsのMy Paceという曲の歌詞がとても好きです。
Just Stay in my lane
MVは刺激的で振り付けはキャッチーですが、他人と比較せず、自分のレーンで自分のペースでいることを肯定してくれる曲です。
人と自分を比較してしまって憂鬱になったとき、ぜひ歌詞と一緒に聴いてみてください。
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