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현진 『Play With Fire』 徹底分析 #HHJ.5



こんにちは。

本日はStrayKids・황현진(ファンヒョンジン)のSKZ-PLAYER"Play With Fire"を徹底分析します。

※KPOP初心者・ダンス未経験者ですので至らない部分はご了承ください。今回はダンスに関して、YouTubeのリアクション動画とダンス用語解説サイトを参考にしました。(最後にリンクをまとめてあります)
※まだまだbabySTAYですので優しい目で読んでください。最近スキズで覚えた韓国語は왕자/わんじゃ(王子)です。

2021/06/26。活動を休止していたStrayKidsのファンヒョンジンがMVに登場し、7月からの活動再開を発表。

2021/07/09。ダンス動画の"Play With Fire"を発表。振り付けは全て彼の考案です。

本日はそんなファンヒョンジンの大ファンである私が、「"Play with fire"の何がすごいのか」というのをひたすらに分析していきます。


まずは通しで見ていきましょう

※見られる人は動画とともにぜひ!!

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はい、開始5秒でコンセプト大成功の兆しを悟る。

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高校で「王子」と呼ばれていたヒョンジンですが、そう呼ぶことに全世界が賛成するであろう圧倒的なロイヤル感。

私も思わず「王子様だ…」と心の中でつぶやきました。海外の動画では“King!”と表現されていて、考え直してみると確かに、「王者の帰還」だったりキングダムを思わせる意図があったりするのかも知れません。


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そしてここ!ここが特にダンス経験者の方々に大絶賛されていたヒットというテクニックです。(後述します)ここでまだ開始21秒というのですからたまったものじゃない。

予備動作なく、1秒でこの強いヒットを打つのはかなり難しいそうです。


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手錠をはめているような振り付けには、以前公開されたCriminalのダンスが思い出されます。

今回は活動再開後、はじめてダンスを発表する機会。あえて過去のダンスを思わせる振りを加えることで、その成長度合いをアピールする意図があったのでしょうか。



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そしてここも褒められていたところ。

腕に手を滑らせているのですが、なめらかに済ませるのでなく強張りを残している。ヒョンジンがいかに細部にこだわって作り上げたのかがわかるポイントですね。


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言わずもがな。


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ハイ!!!ここです!!!

彼の美しさと長くしなやかな肢体が引き立っていて、個人的にもっとも好きなポイントです。


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このマントを投げる部分では、MAMAのパフォーマンスのラストが思い出されますね。ここに関しては意図しているのか微妙ですが‥‥

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※こちらの動画から。




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ここはしなやかさが評価されていた部分。彼のしなやかなダンスは、Clean、fluid(なめらかな・流れるような)といった単語で褒められていることが多かったです。

男性的なパンチと中性的なセクシーさの両方が上手に表現されていると。ここがまさにヒョンジンの強みではないでしょうか。


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ここからはモノクロで、BGMに火のサウンドが加わる部分。

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後にも出てきますが、這いつくばって獰猛な動物のように見える振りつけ。キングダムで顕著に見えたスキズの「狼」コンセプトに関連する表現なのかもしれません。


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身軽なターン?のあと、

手を使わずに身体を起こすの(ダンス用語でなんて言うんですかね笑)、起き上がるんじゃなくて上から引っ張られたような感じ、ただただ自然でびっくりする。


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そして高速ターン、美しさのあまり涙が出そうです。

その華麗さに、「もしかしてバレエ経験者なのかな?」と言う方もいるほど。ヒョンジンはJYPに入社してからダンスを始めたので、ダンス歴は比較的短め。おそらくバレエは未経験です。つまり、彼のダンスへの評価すべてが「努力の人・ファンヒョンジン」を裏付ける訳です。


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言わずもがな。(2回目)

もともと表情の上手さで有名なヒョンジンですが、この無邪気な表情への転換には驚きました。これまでのステージで見てきた「曲中で雰囲気に酔って生まれる表情」ではなく、「完全に計算しつくされた作品としての表情」。彼がいかにこのSKZ-PLAYERに想いを込めて制作したのかがよく分かりますね。



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ここ、画像では分かりにくいんですが、ものすごくなめらかな腰の動きが魅力のポイントです。


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この振りでは少し神メニューの1サビ後半を思い出したのですが、似た振りでも全く手の動きや雰囲気が異なっているのが面白いです。


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ここ…かなりの筋力や体幹が必要だろうと思われるところ。

私は彼の華奢な体格が大好きなんですが、ダンスを見る限り、筋肉はかなりあるんですよね。初めて知って驚いたのですが、筋肉を重くしすぎると彼のようにしなやかに踊れないそうで。鍛えつつ絞るのが必須だそう。私が見る限り、日に日に痩せていく彼ですが…美味しいご飯を食べつつ彼自身の理想体型を目指してほしいところです。

ヒョンジンは重い筋肉(明らかなムキムキ)に見えないなぁとは思っていましたが、そこに彼のダンススタイルが起因しているというのは面白いですね。


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いくつか回転するポイントがありますが、長身でありながらバランスを上手くとっているのが素晴らしい。



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2度目の這いつくばるシーン。

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そしてまさかの「薔薇をくわえる」という…!振り付け以外の部分にどれだけ彼が関与したのかは不明ですが、ファンヒョンジンに薔薇をくわえさせようと提案した方には地球1つ分くらい拍手したいです(?)



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薔薇をくわえたまま、髪型とステージをチェンジして続くダンス。セクシーさが際立ちます。

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そしてせっかく手に入れた薔薇を自身で散らす。

なんとも意味ありげで考察したくなりますね。


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そしてここはダイナミックさが評価されていたポイント。sharp, strongなどの単語で賞賛を受けている彼のダンス。

特に「ダイナミックさを自身でコントロールしている」という評価が印象的でした。彼は対極にあるしなやかなウェーブでも高評価を受けているので、そのような曲線的な動作とパンチのある動作、この2つのバランスを自身でコントロールする意図と力量があるのでしょう。


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言わずもがな。(3回目)

ヒョンジンペンとしての私の気持ちは「おへそしまって」の一言につきます。

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ラスト。開始のヒットと同様に首もとを抑えている。これは何らかの「息苦しさ」の表現なのでしょうか?

見終えたあと、まず「セクシー」の類義語を調べたのですが(え?)

セクシーという単語では言い表せない、上品な色気が彼にはあるじゃないですか。それにハマる日本語を永遠に探し求めているので、思い当たった方は教えてください。




ヒョンジンのここがすごい~ダンス編~

ここからはダンスで特に褒められていた三点を解説します。(※こちらのサイトを参考にさせていただきました:https://yuunosuke-dance.com/popdance-beginner/


①ヒット/ポップ

ヒットはポップダンスの代表的テクニック。(※ポップダンスはストリートダンスの1つで、普段使わない筋肉を使うなど、感覚を掴むのが非常に難しいのだそう)

筋肉を一気に緊張させて、体が弾いてるように見せるもの。

体の筋肉をリラックスした状態から、一瞬で力を入れる → 一瞬で力を抜くという緩急をつけるテクニック。

②ウェーブ

ウェーブは、その名の通り、腕や体に、波が通っていくように見せる動きで、体のパーツ(部位)を、別々に動かす練習が必要。

ボディーウェーブも、構成を覚えるのは比較的簡単ですが、そこからきれいなウェーブ(波)を通すには、時間がかかります。早くマスターするというよりも、コツコツ練習するもの。(ヒョンジンっぽい…泣)

ボディーウェーブはハンドウェーブに比べ、通るポイントが少ないので簡単に思われがちですが、体の体幹部分で普段動かさない筋肉を使うので難しめ。

今回の動画では、振り付けの合間をウェーブで繋いでいるのだそう。

ボディーウェーブは、体のアイソレーションが基本となる。


③アイソレーション

ダンスの基礎「アイソレーション」とは 体の各部分を単独で動かすトレーニング。どんなジャンルのダンスにも必須の基本技術で、ボディコントロールを行う上でとても重要 ダンスをレベルアップさせることができる。


ヒョンジンのここがすごい~賞賛の言葉たち~

また、リアクション動画を見るなかで、私が印象的だった内容を引用させていただきます。

「生まれながらにしてのパフォーマー」(Natural-born Performer)

ダンスの力量とは別に評価されていたが、そのカリスマとルックス。骨格や端正な顔立ちにみなさんトリコでした(笑)

・様々なダンスのスタイルがマッシュされている

・フロアの使い方が上手い

彼のアート(=ダンス)で感情を示している

画家が絵を描いて表現するように、歌手が歌で自分を表現するように、ヒョンジンはダンスで自分の感情を表現していると。まさにその通りだと思います。


ストーリー考察 ※完全に個人の見解です

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衣装などの特徴から見て、コンセプトは王子(王)、王宮。

はじめにマントを外して、後半にはへそピアスも見えてしまうくらい素肌を露出。スタートのかっちりした姿とは対極の姿で終えます。

つまり、変化過程を見せている→既存のイメージからの脱却=過去の自分との決別や、自由の追求などを意味するように思えます。

鏡の前で「髪を結ぶ」。これはまぁこれから踊るからだとは分かるのですが、ここにはなんとなく「決意」を感じます。

転換は4つで、スタート(白照明)、モノクロ<火の効果音>、オレンジ照明、暗闇でのスポットライト(薔薇シーン)。

オレンジ照明へ切り替わるタイミングが最も大きな転換かと思います。突然の、狂気にも見える無邪気な笑顔、そして服を気崩している様子。ここでは彼の本性、または本領の発揮が意味されている…?

ヒョンジンの「活動休止」というバックグラウンドを踏まえると、この動画における"Fire"は安直ではありますが"ネットでの炎上"が想起されます。

つまり3分と4秒に、2月からの一連の出来事とこれからの決意を込めた動画であると私は解釈しました。

スタートでは「これまでのファンヒョンジン」を、モノクロシーンでは問題が広まってネットが困惑している様子をFireで表現。そしてそのあとの転換(オレンジ照明~)では「これからのファンヒョンジン」を表現。自由で圧倒的で、気崩した=型にはまらない魅力を表現しているのではないでしょうか。

そうなるとスポットの薔薇シーンは、休止中の努力を意味している…?暗闇で彼だけにスポットが当てられているのは、誰にも見られず、陰で努力していたことの暗喩にも見えます。

薔薇が何を意味しているのか…モチーフ自体よりも、「自分で手に取ったにも関わらず、自分自身で散らしている」点が気になりました。このシーンを休止中と捉えるなら、薔薇は今までの努力でつかみ取った信頼や人気だとも考えられます。それをあえて捨てるのは、これからの行動で新たに信頼を獲得していくという意思表明。

まとめると、この動画に込められたストーリーは「新しい自分を見て」という強い決意。もちろん個人の解釈ですが、私にはそれがしっくりきました。



理解することを諦めたくなくて

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こんなにも長い文章をここまで読んでくださってありがとうございます。(5000字超ですよ…?!みなさんお茶飲んで休んでください!?)

個人的に今回のnoteには少し力を入れました。普段なら動画を見て感想を述べるだけで終わりますが、今回は大量にリアクション動画を見たり、ヒップホップダンスについて調べたり。

それは、彼の4か月間の努力を少しでも理解したかったからです。調べる前は正直、彼のダンスがどう成長したのかよく分からなくて。SNS等では「努力が伝わる」「成長だ」という言葉を多く見たので、それを私も理解したかったんです。

空白のあの期間、努力家の彼がどう過ごしていたのか。「わたし、ダンスは素人だから…」とひとことで諦めたくない。そんな想いから今回この長文noteを書きました。

素晴らしいリアクション動画をアップしてくださった皆様、ヒョンジンの魅力をより深く理解させてくださったことに感謝いたします。


それでは今日はここまで。

ヒョンジン、お帰りなさい。来週のセクシーなR&B、楽しみにしてます。あなたのbubbleが来るたびに日々頑張れています。


読んでくださった方、本当にありがとうございます!

ぜひ皆さんの解釈もコメントしてください!


アンニョーン!!!

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参考動画・サイト

(↑この方がflowery(華やかな)という単語で褒めた瞬間にヒョンジンが本物の花をくわえててウケました(笑))

(↑筋肉やダンスのバックグラウンドについてお話されていた方。)

(↑英語がクリアで、褒める表現が素敵な方です。)

(↑キングダムのリアクションもされているそうで、終始「なんでこの最高な男がキングダム出てないねん!」と仰ってました(笑)静止画なの?とツッコみたくなる緩急のあるリアクションが面白かったです。)

※内容を引用してはいませんが、この他にもさまざまなリアクション動画を見させていただきました!



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