地産地消ってぶちええね。
昨日は久しぶりに近所の道の駅に足を運んでみた。
平日のお昼過ぎだったが駐車場は結構混んでいた。
建物に近いところはいっぱいだったので一番遠い離れ小島のような所に車を停めた。
ここに来たら何はともあれソフトクリームを食べなければならない。
その日の朝の搾りたて牛乳を使っているので、味わいはさっぱり軽くそれでいてミルクの甘さが十分でなかなかイケル。
しかもこのお店は私の親戚が経営しているので売り上げに貢献しない訳にはいかない。
妻と一緒だったので二人分のソフトクリームを買ってベンチに座ってペロペロ舐めた。
昨日はムシムシして気温も高かったので体を冷やすのにもちょうどよかった。
じっくり堪能してから店内に入る。
この道の駅は売り場の面積はそれほど広くないが特産品と鮮魚、精肉、野菜と一通りの物が揃っているので見ていて楽しい。
まずは野菜から、お値段は全体的にお安めである。
果物売り場に梨やブドウ、リンゴとおなじみの面々が並んでいたが早くもミカンがあった。
もちろん早生種で色も緑色だが紛れもないミカンである。
おおもうそんな時期かと思って秋が深まっているのを感じた。
とはいえ夏野菜もまだまだ健在でピーマン、トマト、ナス、キャベツなどがずらりと並んでいた。
その中からピーマンとキャベツをかごに入れた。
他に何か面白いものはないかな~と思っていると、ヤングコーンがあった。
これは普段なかなか見かけないしお値段も十本入って二百五十円だった。
正直これが高いのか安いのかわからなかったが食べてみたかったので購入。
野菜を見終わったら次は鮮魚。
小イワシがビニール袋いっぱいで二百円だったが処理が面倒なので見送った。
他はコノシロが三尾で四百円とややお高め。
魚は見送ろうかなと思っていたらモズクが袋にわさわさ入って百五十円だったのでこれを買う事にした。
後は精肉コーナー。
ここはブランド豚を扱っているお店なので結構なお値段がする。
たまには少し贅沢をするかと思って豚バラ肉を二百グラム買い求めた。
最後に特産品コーナーを見てみたが正直他のお店で買う方が安いものが多かった。
ここは見送ってレジで精算したら二千円でお釣りが来た。
うんうん、いい買い物が出来たと思いながら帰宅したのであった。
さあて、それでは早速晩御飯を作っていこう。
まずはモズクの下拵えから。
お店のおばちゃんから塩抜き済みだと言われていたので味見をするとややしょっぱかったので水を何度か変えながら改めて塩抜きをした。
ちょうどいい塩梅になったモズクを食べやすい大きさに切り分けてキュウリの細切りを添えてポン酢を回しかけて一品完成。
次にヤングコーンを調理する。
実は初めましての食材だったので食べ方を調べるとレンジかグリルで焼くの一般的なようだった。
フライパンでもお手軽に調理できそうだったのでこの方式を採用した。
まずは表面の固い皮をむしむしとむしっていく。
柔らかい薄皮になったら剥くのをやめる。
ひげ根は食べられるのでそのまま。
フライパンに油を敷いてヤングコーンを並べる。
火を点けて香ばしい匂いがするまで放置。
軽く焦げ目がついたら水を少しだけ入れてフタをして後は七分ほど蒸し焼き。
焼き上げてフタを取るとトウモロコシの香ばしい香りがふんわりと漂う。
これでおかず二品完成。
メインはスンドゥブを作った。
豆腐を水切りして豚バラ肉を切る。
アサリの代わりに魚肉ソーセージを使う。
耐熱容器に具を入れてそこにニンニク、鶏がらスープの素、醤油、味噌、砂糖、コチュジャンを合わせた調味料をドボリと入れる。
後は豚肉に火が通るまでレンジで十分ほど加熱。
仕上げに卵をポンと落としたらお手軽スンドゥブの出来上がり。
よし、まあこんなものかなと思いながら妻を呼ぶ。
昨日のお酒はレモンサワー。
グラスに氷を詰め詰めにしてお酒と炭酸水を注ぐ。
カラリと混ぜたら乾杯。
キュピリと飲んだら身体に染みる。
ううん、この酸っぱさで元気が出る~と思いつつおかずを食べる。
まずはモズク酢から。
ツルツルと食べると海藻のキュッキュッとした歯ごたえが楽しい。
綺麗な海の味がする。
生のモズクを食べる機会はそんなに多くないので貴重品である。
ちょびちょびと大切に食べた。
お次は初顔合わせのヤングコーン。
皮を剥いてまずはひげ根から。
塩を少しつけてアムリ。
ショリショリした歯応えで甘みがすごい。
他のものに例えようかと思ったが繊維状のスイートコーンという感想しか出てこない。
では本体のヤングな部分を食べよう。
ハクッと齧るとポクンと折れる。
よくファミレスのサラダバーにあるボイルされたものとは味わいが全然違う。
まず食感がシャキシャキで味が濃い。
そうは言っても摘果したトウモロコシの実でしょと思っていたら驚くこと請け合いである。
いやぁこれは美味いものだなぁと妻と目を輝かせてモリモリ食べた。
合い間にスンドゥブももちろんいただいた。
スンドゥブは魚肉ソーセージの出汁がよく出ていてこれも安定の味。
辛さはほどほどにしたのでペロリだった。
イケてるおかずばかりだったのでお酒は四杯で気分よく打ち止め。
いやはや道の駅は掘り出し物の宝庫ですね。
最近の晩御飯では最も印象に残ったヤングコーン。
本来の旬は五月から七月くらいまでらしいです。
出会えた幸運に感謝。
面白い食材を見ると胸がワクワクしませんか?
あれも食いたいこれも食いたい。
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